まさか、ワールドカップの現場にドローンが落ちてくるとは・・・と思ってしまう動画です。とりあえずニュースを2つまとめてお伝えしておきます。
マドンナ・ディ・カンピリオ、日本勢途中棄権で2本目進めず。
アルペンスキーワールドカップ男子回転第3戦は先ほどイタリアのマドンナ・ディ・カンピリオでレースが終了し、1本目1秒以上のリードを持っていたノルウェーのヘンリック・クリストファーセンが優勝しました。リザルトは以下の通りです。なお、日本勢は
湯浅直樹選手(スポーツアルペンスキークラブ)
石井智也選手(サンミリオンSC)
成田秀将選手(東海大学)
の3名が出場しましたが、1本目で途中棄権となり2本目に進むことができませんでした。ただ、湯浅直樹選手の1トップ状態だった日本のアルペンスキーは徐々に次の兆しが見えてきており、特に石井選手のGSのレベルが高い位置まで来ていることは確かなので、ワールドカップの借りはワールドカップで返してほしいなと思います。あと、余談ですが今回のレース、オーストリアの放送局かわかりませんが、引退したばかりのベンヤミン・ライヒが解説者として会場を訪れていましたね。第2の人生は解説者でしょうか?楽しみです^^
*ライヒの写真はこちら
リザルトはこちら
1 4 KRISTOFFERSEN Henrik 47.34 50.46 1:37.80 100
2 3 HIRSCHER Marcel 48.37 50.68 1:39.05 +1.25 80
3 33 SCHWARZ Marco 49.45 49.94 1:39.39 +1.59 60
4 10 RAZZOLI Giuliano 48.67 50.80 1:39.47 +1.67 50
5 28 AERNI Luca 50.13 49.51 1:39.64 +1.84 45
6 1 DOPFER Fritz 48.87 50.89 1:39.76 +1.96 40
7 12 GRANGE Jean-Baptiste 48.94 51.03 1:39.97 +2.17 36
8 21 MOELGG Manfred 49.08 51.06 1:40.14 +2.34 32
9 20 CHODOUNSKY David 49.17 51.00 1:40.17 +2.37 29
10 8 MYHRER Andre 48.81 51.48 1:40.29 +2.49 26
11 16 YULE Daniel 49.96 50.35 1:40.31 +2.51 24
12 6 KHOROSHILOV Alexander 48.70 51.63 1:40.33 +2.53 22
13 17 THALER Patrick 49.10 51.44 1:40.54 +2.74 20
14 11 MUFFAT-JEANDET Victor 48.87 51.69 1:40.56 +2.76 18
15 30 ZAMPA Adam 49.80 50.78 1:40.58 +2.78 16
16 9 LIZEROUX Julien 49.29 51.37 1:40.66 +2.86 15
17 5 GROSS Stefano 48.57 52.13 1:40.70 +2.90 14
18 18 BAECK Axel 49.43 51.35 1:40.78 +2.98 13
19 22 BYGGMARK Jens 49.62 51.20 1:40.82 +3.02 12
20 40 DIGRUBER Marc 50.17 51.06 1:41.23 +3.43 11
21 55 FELLER Manuel 49.93 51.35 1:41.28 +3.48 10
22 42 HAUGEN Leif Kristian 50.16 51.16 1:41.32 +3.52 9
23 48 BUFFET Robin 50.17 51.16 1:41.33 +3.53 8
24 25 RYDING Dave 50.00 51.35 1:41.35 +3.55 7
25 23 HERBST Reinfried 49.89 51.76 1:41.65 +3.85 6
26 14 PINTURAULT Alexis 49.96 52.60 1:42.56 +4.76 5
27 32 TONETTI Riccardo 49.60 54.05 1:43.65 +5.85 4
マティアス・マイヤー、脊髄損傷。エアバックは有効か?
すでにご存知の方も多いかと思いますが、先日のヴァル・ガルディナでのダウンヒルでマティアス・マイヤーが脊髄を損傷、骨折などをしそのままヘリで搬送されました。今季のワールドカップは続行不可能でしょう。
また、今回の件で国際スキー連盟が試験的に導入しているエアバックに関し、テッド・リゲティ(アメリカ)がFacebook上で発言し物議を醸しています。
エアバックの会見
これを開発しているのはダイネーゼ社で、ボディ・ミラーと4年契約をしたことで有名になったプロテクターの企業でもあります。今、この企業と国際スキー連盟が共同で進めているプロジェクトがこのエアバックなのですが、リゲティは「調査すべきだ」と発言し、エアバックの効果を否定的に捉えているようです。
I feel horrible for Matthias Mayer I wish him all the best. It’s really unfortunate racers are being used as crash test dummies to experiment with an unproven airbag system. To my knowledge he was the first real race crash with the airbag which resulted in the worst back injury in more then a decade for World Cup. It looks to me like the airbag acted as a fulcrum for his back to break around. This needs to be investigated.
参照:リゲティの投稿はこちら
問題は
・エアバックを付けていなかったらどうなっていたのか?
・それともエアバック付けていたからこのレベルで済んだのか?
といったことに話が進んでいきそうです。
まだ市販化できないということはダイネーゼ社も慎重に検討してる段階なのでしょう。今後、高速系種目の安全性をどう高めていくのか、議論が高まりそうです。