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日本人アルペンスキーW杯選手が2本目に進むことなく引退すると思う3つの理由

アルペンスキーワールドカップ2019−2020男子回転第1戦が終わり、クリストファーセンが優勝していたことは知っていましたが、映像を見ていなかったので記事にしませんでした。(速報は他で見ればいいと思ってるので)

また、日本人選手が2本目に進出しないとアクセス数もガクンと落ちるので(苦笑)、今後はただのニュースではなく、ずっと読まれ続ける価値あるコンテンツを作っていきたいと考えています。特に皆さんの役に立つ

「後ろからまくって上位にランクインするアルペンスキー選手にフォーカスしていくブログ」

としてやっていければと考えています。(ほとんどの人がハイナンバーゼッケンだと思うので)

さて、今回はゼッケン70番から16位、2本目は3位のタイムを叩き出したザブチッチを取り上げつつ、日本人選手たちの修正すべき点を書いていきたいと思います。

日本人アルペンスキーワールドカップ選手が2本目に進出できず引退する人の共通点

画像
nicepix4u / Shutterstock.com
あんまりこういったことはがんばっている選手に言いたくないのですが、引退する前に望んだ結果を出して欲しいと強く思っているので、あえて今回は全日本ナショナルスキーチームや世界で戦う個人の選手に対して言っておきたいと思います。

スキーの基本は1に腰、2に腰、3に腰

多くのナショナルチームの選手たちはワールドカップに挑んでいきましたが、2本目に残れなかった選手たちに共通する点があります。

それは、

  1. ポジションが後ろまま
  2. ラインも下
  3. インスペクションの甘さ

こういったことはアルペンスキー競技初心者ならわかるのですが、ワールドカップに出ている選手は国を代表するレベルです。特にセッターの罠に簡単にかかる選手が多かったり、同じリズムで突っ込んで終了になる選手が多い印象を受けます。

また、これは今に限らず昔から思うのですが、

ポジションが悪い選手は2本目に残れない。どんなにがんばっても20番前後で終わる。

これが現実です。

一方、第1シードに上がっていった日本人選手は上記の3つは全てクリアしています。

アルペンスキーというスポーツは下手な選手ほど不利な条件で滑らないといけない厳しい世界です。ですが、どのカテゴリーの大会に行っても必ず

後ろから上位に来る選手が1人や2人はいる

というのも事実です。

悪条件で滑ってランクアップを狙うには絶対に腰の位置を高くするのは必須であり、特に難易度の高い斜面で滑るワールドカップは絶対条件と言っても良いでしょう。

中には腰痛で厳しいといった選手も過去にいましたが、アルペンスキー上達方法の教科書〜約1ヶ月でGS1本目73番から9位になった練習方法〜でも言っている通り、腰の位置が最も重要な要素なのです。

腰の位置がダメだとラインも下になり、結果悪条件に負けてしまうといったことが必ず起きます。

特に今回のレヴィは数年前はマイナス30度とかでしたが、今は日本と変わらないバーンコンディションになってきているので、掘れやすくよりバランスを崩しやすい状況です。

こういった状況の中、全日本選手権のようなノリで滑ってきてもまず2本目には残れないでしょう。

個人的には思い切った日本全体の改革というか、あまりにも後ろに乗る日本人選手の多さに疑問を感じており、これを治さないと世界で通用する選手は今後10年以上出ないのではないかと危惧しています。(少子化と不景気でますますアルペンスキー選手は減るので)

フィリップ、ザブチッチがなぜゼッケン70番から29位、2本目3位のタイムを出せたのか?

まだJ-SPORTSでレヴィの再放送をやっているので気になる人は見て欲しいのですが、ゼッケン70番から1本目29位、2本目は3位のタイムを叩き出し16位にランクインしたクロアチアのフィリップ・ザブチッチという選手が出てきました。

参照:フィンランド・レビ再放送(14日間は無料体験できます)

彼の滑りは日本人選手に近く、どちらかと言えばビンディングの真上というより若干後ろ気味に滑る成田選手に近い滑りなのですが、成田選手と大きく違う点は

「ラインが上から」

なのです。

木村公宣さんのデーブ・ライディングでの解説でもありましたが、ラインを上にすることで余裕のあるスペースができ、特にレヴィの1本目のセットのような「罠」が多い場合はターン後半で詰まるということがほぼ無くなります。

ザブチッチは上の緩斜面も、急斜面も余裕のある滑りできちんとインスペクションをしてきたなといった印象を受けました。特に目立ったのは

大越龍之介選手が転倒した左ターンをきちんと上から攻略している

点であり、これはスキーテクニックの問題ではなく明らかにインスペクションの問題です。

上位に来る選手はこういった当たり前のことが当たり前にできているので、記事冒頭でもいったポジション、ライン、インスペクションの3つをきちんと修正すれば日本人選手は30位以内にコンスタントに入ってくるはずです。

これができなければどんなに努力してもこのまま引退だけが待っているのはほぼ確実でしょう。

厳しい言い方になりますが、

スキーはどんなに努力しても腰の位置が落ちていれば結果は絶対出ないのです。

というわけで、今後ナショナルスキーチームの選手たちの滑りがどう変化していくのか、修正はされるのかをじっくりと見ていきたいなと思います。

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