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えー、久々にSAJというか、ナショナルチームについて書きたいと思います。あ、でもあくまでも個人の意見ですので気にしないでくださいね^^;また、この記事では皆さんからのご意見をブログコメント欄で受け付けています。今回のお手本は
「AKB48」「プロサッカー」
ですが、結構参考になると思うので、興味があれば読んでいただければ幸いです。
私がこのような発言をすると日本中に刺激がいくみたいなので、1つの参考モデルとして見てもらえればと思います。
目次
AKB48のビジネスモデルは財政難のナショナルチーム、スポーツ団体を救うかも
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個人的にAKB48のファンでも何でもありません。名前すらわかりませんし、そもそもテレビを見ないので今何が世間で流行っているかもあまり知りません(苦笑)
ただ、良いか悪いかは別としてAKB48は日本中に大きな経済効果をもたらしたのは事実です。同じアイドルグループの嵐が札幌市にコンサートに来ると経済効果は20億円、宮城の4公演で93億円と言われており、札幌市内や近郊のホテルは満室になります。毎日ビックアーティストが来れば札幌雪祭りより経済効果が出るのでは?と思ったりもします。
個人的には正直アイドルには興味が無いのですが、彼らが作り出す「システム」は財政難で苦しんでいるあらゆるスポーツ団体を救うのではないかと思います。
その理由をまとめると以下の通りです。
アイドルのビジネスモデルがなぜ日本のスポーツに役立つのか?
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サッカーはJ1、J2、J3と分かれています。ですが個人競技はなかなかリーグを設立することすら難しいです。そこで思い切って
「ナショナルチームの巨大化」
を図ってはと思うのです。
アイドルグループやプロサッカーチームの共通点は「練習生」がいます。また、プロサッカーチームの名門「FCバルセロナ」は16万人のサポーターによる寄付金もあり、さらにスポンサー収入などの営業利益があります。どんなスポーツでもお金を払って一流の指導を受け、なおかつ一流の選手達を間近で見れる環境を用意することは決してマイナスにはならないでしょう。
一貫した教育によってコーチ達も情報共有しやすいですし、現在JOC(日本オリンピック委員会)やインターハイに属するスポーツ団体は組織から離れ、民営化するのも1つの方法ではないかと思います。かといってオリンピックやワールドカップの窓口はないといけませんから、あくまでもJOCなどの管理団体は「役所」のような役目に徹し、トレーニングと切り離して考えていく必要性もあるのではないかと思います。また、税金を使わないのであれば国民の理解も得られますし、お金に困っているところに税金がさらにいくことになるので、一石二鳥になる可能性もあります。
しかし、コーチ達が食べていけないとシステムは稼働しませんし、何より指導者や選手達のモチベーションを上げるためにもお金は必要です。そこでナショナルチームを巨大化しては?と思うのです。
オンライン、リアル世界の両方から組織化する
例えばFCバルセロナの会費は0歳から受け付けており、0歳から1歳は40ユーロ、日本円で5000円ほどの年会費を取っています。このような寄付金収入に加え、他のスポーツ団体はオンライン指導のみの年会費用、リアル社会では写真撮影会などを含めたファン感謝イベント収益だけでもお金が集まりますし、チームがあれば練習生からもお金が入ります。
オリンピックチーム(事実上のナショナルチーム)が各地にある地方チームと合流して、その都度一緒に練習していけば、生で世界の滑りを見れるので大きな刺激となりますし、直接アドバイスも受けれるので今までとは違うスキー環境が日本にできると思うのです。
要は
「民営化したほうが日本のスポーツは強くなるんじゃない?」
という話です。
スポーツの強い学校に入る従来のスタイルではなく、新たに巨大な国家レベルのチームを組織してクラブ化し、現在教育機関に勤めている人をオープンなスキーチームで教えて、初心者も入りやすい環境があれば選手発掘にも繋がるのでは?と思います。(ちょっと話が複雑かもしれませんが・・・)
法律も改正し、教員がスポーツ指導を外部でもできるようにし、新たな収入源になれば日本のスポーツは大きく変われるのではないか?と思うのです。
ナショナルチームはAKBのように選抜されたメンバーのみにする
1000人の選手がナショナルチームに集まり、年会費1人30万円にしても3億円になります。これにスポンサー料、大会収入、選手別の年会費、サポーター費用(寄付)などを加えれば5億円くらいは何とか集まりそうな気もするのです。(組織を大きくすれば人件費もかかるので、もっと収益は必要になるかと思いますが)
また、スキーに興味の無い人でも年に1回スキー場に行くという人はいますから、別の年会費を取り、そこにお得なスキーショップの割引券やリフト券サービスも付ければ、税金のような収入がナショナルチームに入る可能性もあります。大会の前日に前夜祭でコンサートもやれば、音楽ファンからもお金が集まるでしょうし、タイムと衣装を争う「おもしろ仮装全日本スキー選手権」とかあれば動画が拡散されそうな気もします。
スキーだったらまともにナショナルチームを稼働させるなら3億は必要と言われていますから、練習生システムを取り入れたりして収益化を狙うのも1つの方法ではないかと思います。2極化が起きるかもしれませんが、
「高くともお金払うよ」
という家庭もあるのではないかと思います。大衆化を図るなら「合宿のみ合流できる料金」などを設け、いろんな料金体型があれば強化合宿のみに参加する選手が日本中から集まる可能性もあります。
日本のスポーツシステムは教育機関が担っている部分が大きい
海外ではレースセンターなどレーシングチームがいろいろあります。日本も同じかもしれませんが、ちょっと違うのは「部活動化」している点でしょう。
現在の日本はインターハイや全国中学、インカレなどがあり、学校などの教育機関がスキーシステムを担っている部分が大きいので、思い切った抜本的改革が必要ではないかと思います。少子化も進み、部活動ではなく、クラブ活動化が進んでいる日本ですから、スポーツ教育の在り方も大きく変化すべき時が来ているのではないかと思います。
学校別の大会は大会で残し、指導やトレーニング環境は1つの巨大なチームで運営するという方法も1つの在り方でしょう。巨大なチームの中に1軍、2軍、3軍と分けてサッカーのように昇格、降格レースなどあったら選手も必死に練習すると思いますし、大会がある以上従来通り切磋琢磨できると思います。
ただこれには問題点もあり、
「レーシングチームや各学校のスキー部を1本化できるか」
という課題があります。
企業が合併を繰り返していますが、スポーツもそれぞれが合併して1つの巨大なチームになれば、大きなお金が動くと思いますが、いかがでしょうか。
最後に
この考えが良いとは思っていませんし、もっと良い案があるかと思います。私のブログは全日本スキー連盟関係者も見てるみたいなので、思い切って皆さんからアイディアを下記のブログコメント欄に書いてみてはいかがでしょうか?意見してみても良いですし、各方面からいろんな案が集まれば、スキー業界や他のスポーツ団体にも大きな刺激となるはずです。
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