15−16アルペンスキーワールドカップ女子回転第6戦はオーストリアのフラッハウで先ほど終了し、日本の長谷川絵美選手が今季スラローム2回目のW杯ポイントを取得、今シーズン通算5回のW杯ポイント獲得を果たし世界ランキングを着実に伸ばしてきています。
現在の長谷川絵美選手の世界ランクは
*レースがまだないのでGS33位で現状維持
*フラッハウで結果が出たのでSL42位→38位にランクアップ
という状況です。
2種目共に世界ランク30位以内に入れば、来季以降2種目で第1シード、20位以内も射程に入ってくるので2018年のピョンチャンオリンピックに向けて着実にレベルアップしてほしいなと思います。清沢恵美子選手も苦戦が続いていますが、まずは30位以内で結果を残してほしいと思います。
*女子SL・フラッハウのリザルトはこちら
ワールドカップデビューの須貝龍選手、今日からスイス・ウェンゲンでトレーニングラン開始
昨日のトレーニングランはキャンセルとなり、1日減った形となりましたがFISの公式サイトではトレーニングランのスタートリストが発表されています。須貝龍選手は63番となっており、W杯コンバインド(複合)第1戦に向けて本番のコースで感触を掴んでほしいなと思います。個人的にもスイスのウェンゲンを見に行きましたが、
「絶壁です・・・」
私も選手経験者ですが、
「よくまあこんなところを100キロ以上で滑るな〜」
といった感じで、W杯選手達はごくごく普通に滑っていきました(苦笑)あの斜面を滑るだけで尊敬してしまいますが、ワールドカップ世界最長コースであるウェンゲンを須貝選手はこれからトライすることとなります。(複合は滑降と違い、コースレイアウトが短縮されます)
ちなみにウェンゲンのコンバインドを見たこと無い人のために、下記の動画を紹介しておきます。滑降だけでなく、スラロームも世界トップクラスの難易度です。佐々木明さんがスラロームで2位を記録した場所でもありますが、今考えれば「ウェンゲンでの表彰台」はオリンピックより難しいのではないかと思ってしまいます。須貝龍選手はダウンヒルもあるので怪我のないよう無事にレースを終えてほしいですね。
photo credit: The winner (Carlo Janka, if you missed the race) via photopin (license)