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アメリカのコロナ時代アルペンスキー戦略。FIS公認大会で3本制SL1日2回でペナルティポイントを減らす狙い。ヨーロッパカップはコロナで続々キャンセル。

PHOTO:Stefan Holm / Shutterstock.com

今回の話題は2つです。

  • ヨーロッパカップ、予想通り?続々試合中止に
  • アメリカでは選手にポイントを取得させるため2014年に欧州で行われた3本制ルールをテスト
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2020−2021ヨーロッパカップは予想通り?に続々キャンセル。コロナは終わらないのでFISは新たなルールを作るべき。

ワールドカップもそうですが、もはやスケジュールを全部消化することは今後ないかと思われます。これは昨日お伝えしたイギリスBBCの記事を元に昨日記事を書いたので、詳しくはこちらもご覧ください。

参照:コロナで2022北京冬季オリンピックは中止?札幌は立候補断念する?全日本スキー連盟(SAJ)も運営厳しくなるはず。

すでにジョンソン・エンド・ジョンソン、米製薬大手イーライリリー、イギリスのアストラゼネカなど新型コロナウイルスワクチンの開発を中断。そもそも5年、10年かかると言われるワクチン開発を1年でやり遂げることはほぼ不可能と見てよいでしょう。むしろ5年、10年かかるのが当たり前です。なのに無理やり東京オリンピック組織委員会も国際スキー連盟も大会運営を行ってる状況です。

私は正直、2022年北京オリンピックも、札幌の冬季五輪立候補も厳しいのではないかと予想しています。

そして、おそらく2021−2022シーズンもレースキャンセルが続くと思われるので、ますます海外でのポイント取得は難しくなり、仮に行けるとしても隔離生活を2週間行ってから練習といった環境で戦う必要があります。

なので、今後数年間はFISが特別ルールでも作らない限り、今までのレースシステムでは機能しないのではないかと思われます。

このままだと辞めていく選手が増える可能性もあり、コンチネンタルカップを一時的に無くし、国別選手権(日本でいう全日本選手権)で上位3名がワールドカップに行けるようにするなど、新ルールも必要ではないかと考えてます。

またはヨーロッパ勢が圧倒的に有利になる今のシステムを維持して、アメリカとアジア勢引き離しにかかるという思惑も欧州勢にあるのかもしれません。どちらにせよ、コロナの時代は欧州に居続けないと移動が厳しくなるのは目に見えています。

アメリカは選手達を減らさないためのFIS公認大会でSLの3本制を実行する

そんな中、アメリカは欧州の狙い?を把握しているのか、ペナルティポイントを少なくするレースを考えたりして実行に移すようです。ある意味、コロナ時代を見据えたFISレースを考えているようです。

この記事の中を簡単に要約すると以下の通りです。

  • 新型コロナウイルスで移動制限があり、なおかつアメリカ中央部にはFISレースが少なく、コロナで選手達が移動が大変でポイントを取りやすくする必要があった。
  • アメリカ中央部はペナルティポイントが高かったので、64点からスタートし、時間の経過とともに下がっていく仕組みにした。
  • SLは2本の合計タイムではなく3本制である。
  • FISレースは同じ箇所で1日2回あり、ポイントを取る選手は最大6本滑ることになる。

これは2014年にヨーロッパカップで行ったスラロームの3本制のことではないかと思われますが、タイム差がつきにくい20秒くらいの短距離走SLのことではないかと思われます。

 すでにUSスキースノーボード連盟はコロナ時代の強化システムを考案し、なかなかFISから許可が降りるのに時間がかかったそうですが、こういった移動制限があるコロナ時代に適したレースのあり方が世界中でテストされ、新たな新ルールの元でアルペンスキー業界が変わっていく可能性もあります。

 選手達はとにかく移動できない、練習場所の確保が大変、所得が減るのにさらにスキーはコストが上がるなどの問題があるので、アメリカは先手を打ってきています。

 日本のレースもどうなるかわかりませんが、レース会場を減らし、なるべく感染者が出ないようホテルの数があるリゾートで集中的にレースを消化する必要があるのは間違いないことでしょう。

 全日本スキー連盟(SAJ)が今後どんな対策を打ってくるのかわかりませんが、1つの参考事例になるかと思います。

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