というわけで、今日は4つの話題となります。お好きなところをどうぞ。
目次
価格が下がったスキーヘルメット特集
春スキーシーズンになりスキー用品が安く手に入る時期に入りました。個人的にも先日ヘルメットを購入したので後日レビューしますが、とりあえずアマゾンで安くなったので、下記のページにて紹介しています。
CNNの情報は「持続可能」と書いてるが、個人的には持続不可能なスキー場と予想。アルペンスキーサウジアラビアW杯案が意味すること。
今シーズンの特徴としてはやはり1番大きかったのは「地球温暖化」でしょう。温暖化が原因とは一概には言えませんが、海流の変化で気象に変化が出てるのは事実。
以前からTwitterでも私は
「アルペンスキーW杯はアジアの時代になる可能性がある」
と指摘しており、今回のCNNの記事は「持続可能」と書いてますが、もちろん持続してほしいと思ってますが、現実はCNNが取り上げた10個の持続可能なスキー場のうち9箇所はダメになっていく可能性が結構高いと見ています。
事実、国際スキー・スノーボード連盟(FIS)は
欧州でのレースを望む保守派と、W杯持続可能にするための国際派に分裂しており、大きな問題になっている
わけです。
FISはサウジアラビアの石油マネーももちろん理由の1つにしていると思いますが、冬季五輪が2大会連続アジア(2018年韓国、2022年中国北京)での開催をした理由はお金もありますが、
そもそも冬季五輪を持続可能にするには、雪がないとダメ
というのが前提としてあります。
私自身が18歳の時、スイスのスキーリゾートがある役場でアジアへの投資を聞かれたのも地球温暖化で将来ヨーロッパのスキー場がダメになる可能性を彼らはわかっていたからです。
欧州のスキー文化は残したい。
けど、飯は食っていかないといけない。
なので雪が豊富なアジアに投資をすれば、配当金などでリターンが得られるわけで、今ニセコをはじめとした日本各地でスキー場への投資が盛んだと考えています。
欧米スキー文化を持続可能にするには、アジアのスキーリゾートへの投資が生命線というのが本当の持続可能な戦略ではないかと見ています。
この中で本当に持続可能な地域はアスペンくらいではないかと。 そもそも雪が降らないと持続できないので、9箇所は消える可能性があると見ています。 スキーを続けたいと思う本気の人は、雪のある地域に移動する人も出ると見ています。 たぶん。
https://twitter.com/snow_life_ski/status/1634631365324054528
ちなみに1992年7月1日に発売された大いなる代償―過去の『つけ』が生む国際経済の危機ではアスペンは豊かな土地になると予言されています。
地政学という学問がありますが、地政学から考えてもスキー場が今後発展する箇所はある程度絞られるはず。
欧州連合がもし今起きている2カ国の戦いに参加すれば、欧州W杯と北米での開催は不可能になる可能性が高く、他の地域になるか、全レース中止になるでしょう。
気候だけでなく、地形から考えれば日本海側やアスペンが最も雪が降る地域かなと考えます。唯一の問題を挙げるとすれば日本海にはロシアや中国もいるということ、原子力発電所があるということです。
こういった国際問題、気候問題にFISやIOCはどう向き合うのか。そして、開催地の税金問題にどう対処するのか。
課題は山積みです。
なお、2カ国の争いが今起きてますが現地のスキー場は普通に営業しています。
https://twitter.com/snow_life_ski/status/1632832273325391872
シフリン、ステンマルクをついに超える。アルペンスキーW杯通算87勝をステンマルクの母国で更新。
「これも運命なんでしょうか」
と昨日から言ってますが、86勝に並んだ地も、記録更新された場所もインゲマル・ステンマルクの母国スウェーデンとなりました。
このペースで行くと遅くとも2、3年後には100勝の大台を記録するはず。怪我をしずらい、コンパクトな滑りは彼女のフィジカルから見てもよくわかります。
怪我をしやすい選手はやたら筋力アップをしようとしたり、無理をする滑りを常にします。逆にシフリンはしなやかな動きをする選手。
27歳という年齢と今の実力を考えれば、早ければ2023−2024シーズンにも100勝を記録する可能性もあります。
シフリン、87勝でステンマルクを超えました。 安藤麻選手は1回目17位で第1シード見えてきましたね。世界選手権で2本目シフリンに勝ってますから、日本の女子選手で唯一W杯表彰台狙える位置にいます。
https://twitter.com/snow_life_ski/status/1634632517809741824
クラニスカゴラ男子大回転1日目はオデルマット優勝。日本勢2本目進めず
若月隼太選手、加藤聖五選手2回目に進めず
https://twitter.com/snow_life_ski/status/1634633273774329857
2023年3月11日。アルペンスキーワールドカップの歴史が1989年2月19日から守られてきたインゲマル・ステンマルクのW杯通算86勝を塗り替える日となりました。