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まだ基礎スキー検定1級・2級(バッジテスト)合格できないの?基礎スキーヤーがアルペン選手より下手な理由を解説

基礎スキー検定(バッジテスト)1級・2級合格法
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ここで言う「基礎スキーヤー」とは全く競技をやったことのない人のことを指します。また、基礎スキーのみで1級取る人もいるので絶対ではない話ということを最初に書いておきます。

 一般的に競技経験者の方にスキーが上手いが多いのはなぜなのかという話を書きました。

 なぜ技術選上位がアルペン出身者ばかりで、かつ基礎スキーしかしない人がポールに入った途端下手になるのか。技術選で上位に食い込めないのか。

そもそも「スキーの基礎」とは何なのかを解説します。ここを知らないといくら努力してもスキーは絶対上達しないと断言しても良いです。

そもそも基礎スキーしかしない人が技術選でアルペン出身者に負けるのか。

絶対ではないですが、アルペン元日本代表選手と練習した身として言えるのは、

なぜ私が今回こういったことを言うのかと言うと、

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私が高校のスキー部の練習の合間に、休日にSAJ基礎スキー検定1級を遊び半分で受けに行って一発合格し(午前の研修まで何の種目をやるか知らずに行った・・・苦笑)、一方10回以上受けた40代のおじさん(当時)は不合格通知を受けて泣いていた

ので、皆さんにとっとと上手くなってほしいと思ってブログに書くことにしました。

 当たり前の話ですが、努力の仕方を間違えるとスキーに限らず、どんな分野でも結果が出ません。

別の言い方をすれば

努力をいくらしても努力信仰に陥って、練習で満足する人間で人生終わる

のです。

 詳しくは1%の努力に書いてるので、いかに今の日本社会が根性論でまかり通って世界から遅れているかがわかるかと思います。

特にバブル世代にこういった努力の鬼が多い傾向があるので、無駄な練習はとっとと止めましょう。

スキー検定に何度受けても合格しないのは明らかに間違った努力であり、場合によってはあなたがカモにされています。

人生無駄なことなんてないは嘘です。

下手なスキーヤーと上手いスキーヤーの決定的な違い

Theaux Adrien (Fra)
Theaux Adrien (Fra) /PHOTOMDP / Shutterstock.com

昔は私も努力信仰者でした。

 ですが、ある日を境に考えが変わりました。それは

なぜ練習サボっている連中に負けたのか

試合で負けることで、なぜ自分が負けたのかを高校1年生の時に考えました。

 この頃から

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タイムレースのタイム差をよく見て、どの条件だとトップと縮まっているのかを数字で比較するようにし、寒い地域のレースを中心に回り始めた。

という戦略に変えて、徐々に上がっていったわけです。

 詳しい内容はここでは割愛しますが、スキーが下手な人は

  1. 同じ練習を繰り返してばかり
  2. 何も考えず量だけこなす
  3. 結果、思考停止状態で毎日を過ごしている

 こういった傾向が強いです。

 そして基礎をおそろかにしたまま、ひたすら練習を繰り返すのです。

これは英語に例えるとわかりやすいです。

スキーが下手な人は英語の点数が良いのに喋れない人の状態に近い

Benjamin Raich/nicepix4u / Shutterstock.com

 日本人は皆英語が苦手ですが、英語の点数が良いのに英会話ができない人が圧倒的多数です。

理由は様々ですが、確実に言えるのは

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日本は日本語が使えてしまうので、1人で海外旅行に行ったり、留学すると周りに日本人がいないので嫌でも英語力が身につく

わけです。

  英語を覚えるのと使うのでは使う脳がまったく違うと言っても過言ではありません。

 英会話と一緒で、スキーが上手くなるには覚えるより実践が全てです。

  1. スキーが上手い人の中に入って実際に揉まれる
  2. 謙虚になり、正しい知識と練習のやり方を学ぶ
  3. 辛くても最後までやり通すことの大切さを学ぶ
  4. 本が1、動画1、練習8割くらいの割合で実践重視でトレーニングする
  5. 上手い人の滑りを何回も見る
  6. 時間とお金を増やす

 特に6は結構重要で、上手い人ほどお金または時間をつぎ込みます。

 21世紀の資本にも書いてますが、社会のあらゆる分野は所得と比例します。

 一説によれば、東京大学に入る学生の親の平均年収は900万円という数字もありますし、受験生はご飯と風呂以外はほぼ勉強です。

それと同じで、上手い選手たちは皆1日10時間とかトレーニングに使っているので、そう簡単に勝てるわけがありません。当然、上達スピードも早くなります。

 24時間の間にどれだけスキーに費やせるかはかなり重要な要素でしょう。そして費やせば費やすほど成績も比例している傾向が高いです。当然、お金もかかってきます。

 特に海外をベースにしている選手は語学や考え方も学べますから、国内組よりもはるかにスキー以外のスキル(能力)が高くなる可能性が高まります。

 しかし、上記のスキー検定を何度も落ちた40代男性のようにお金と時間をつぎ込んでも、やり方をそもそも間違ってたらまったく結果は出ないのです。

スキーの基本とは?最初にすべきこと。

Mikaela Shiffrin FIS NORAM Giant Slalom in Aspen2012/ action sports / Shutterstock.com

 上記の写真はまだ世界チャンピオンになる前のミカエラ・シフリンの1枚の写真です。

 このくらい棒立ちに近いくらいの姿勢で滑ると、スキーは安定してコントロールしやすいということをまず覚えておいて欲しいのです。

 これはアルペンに限らず、実際のSAJデモンストレーターの滑りを見ても、リラックスして棒立ちに近い状態で滑っているのがわかります。

 もちろん、まだ板を揃えて滑ることができない人は1度はスキースクールなどに通って欲しいのですが、技術選やアルペンスキー競技に入っていく人、高速ターンをしたい人などは基本姿勢がすごく重要になります。

アルペンと技術選では評価されるフォームがまったく違います。アルペンと技術選両方やってる選手は「滑りを使い分けている」ので注意してください。基礎スキー検定を受ける際は上記の動画を参考にした滑りになります。腰の位置が高いとコントロールしやすいのはスキーシーンの全てにおいて共通です。

 特にSAJのバッジテスト1級以上を取得したい人はある程度、滑らせる技術が求められるので、スキーの最も基本となる腰の位置は体に覚えさせましょう。

ここが1番最初の学ぶべきポイントです。

そしてこれができないと、他のスキー技術を覚えても上手くなることはありません。

なぜ腰の位置が重要か?

PHOTO:shutterstock.com

シフリンの写真は技術系のスラロームの写真でしたが、こちらの選手はオーストリア・キッツビューエルの男子滑降の1枚です。

 時速100キロを超えた状態でも、お尻の位置がビンディングより後ろに下がっていないのがおわかりになるでしょうか?(椅子に座ったような膝の角度が90度近い状態になっていないという意味)

 試しにその場で体感していただきたいのですが、

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椅子に座る体制のままジャンプしてみてください。

そうすると、後ろに倒れるか、高く飛べないはずです。しかも着地が安定しない。

いわゆる後傾姿勢で滑っているスキーヤーはこれをやっているのです。

 よくスキー場で初心者がスピードにビビって「キャー!!」と言ってコケる人いますよね。このとき怖さのあまり後ろにお尻が下がってるのを誰しも1度は見たことあるはずです。

 これが後傾姿勢なのですが、この姿勢で滑っていると

  1. 転倒しやすく怪我もしやすい
  2. 安定しない
  3. スピードを競う人はまったく足裏に力が伝わってないのでスピードが出ない

 という状況になります。

 トリノ五輪男子回転4位で技術選にも出ていた皆川賢太郎さんも

「スキーは重力を使ったスポーツ」

と言うように、この重力から得られるパワーをターンのたびに増幅させ続けることが重要となるので、ポジションが良くないとスピードも安定感も上がりません。

さらにアルペンでは上半身、下半身、頭の位置、夏場のトレーニングなど様々な課題をこなします。

ただ動画を見て練習する人たちよりも、実際にタイムで出てくる世界なので、上達具合がきちんと「数字(タイム)」で証明される世界がアルペン競技の魅力なのです。

バッジテスト1級、2級に合格できない理由を知りたければアルペンをやるべき

MANUEL FELLER (AUT)/Martin Silva Cosentino

 アルペンスキー競技はこういったスキーの基本技術が学べるので、ぜひ基礎スキー検定1級、2級に合格したい人は大会に出なくても良いので、ぜひお近くの少年団や社会人チームなどに入って、基本を学んでから検定試験を受けていただきたいと思います。

 おそらくアルペン競技をやると

  1. 外脚の乗ること
  2. 腰の位置
  3. スピードコントロール
  4. 恐怖心の克服
  5. ストックワーク

など様々なことを習得できるはずです。

私が中学生の頃も基礎チームは皆ポールトレーニングが必須でしたし、中学生でも週1の練習で全員バッジテスト2級に受かっていたので、アルペン競技がスキー上達に一役買うと思うので、ぜひトライしてみてください。

あとがき:なかなか文章で説明するのが難しいので、よりわかりやすい説明ができたらアップデートします。その際はSNSにて告知します。

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