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スキー板が最も加速するズレのないターン後半の作り方

スキー上達方法
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今回のスキー上達方法は回転、大回転、高速系、大回りなど全てにおけるターン後半の作り方について解説します。

結論から言うと、こんな感じです。

個人的には昔からトップ(先端部分)が重めのスキー板を好みます。メーカー名を出すならロシニョールとかアトミックなどは割とトップが重めでバタつかないのでわりと好きです。

 特にターン後半板を走らせる、ズラさないで綺麗にターン弧を作るには根本的に

  1. 腰の位置
  2. スキー板がしっかりグリップするタイプを選ぶ(本当はサンドイッチ構造があまり好きではないんですよ・・・苦笑)
  3. トップがバタつきにくいスキー板を選ぶのは絶対条件

技術以外にもマテリアルに関してこういったこだわりはあります。

 ただ、スキー用具ですごくうまくなるわけではなく、9割は本人の技術でスキーは決まります。(っていうかほぼ100%)

では具体的にどういった練習方法があるのか。下記で解説していきます。

ズレないターンの作り方

PHOTO:ブリザード時代のマルセル・ヒルシャー/shutterstock.com

上記の画像はブリザード時代のマルセル・ヒルシャーなのですが、SLとGSの場合このように

  1. くの字姿勢にすることで
  2. 外脚に乗りやすくなり
  3. ターン後半、スキー板が加速してくれ
  4. 板がズレにくい

といったメリットがあります。

 特にくの字姿勢は板をずらさないための1つのテクニックとなります。

 技術選の場合はまた違ったルールなので私はよくわかりませんが、少なくとも外脚にしっかり乗ることはスキーテクニックの基本中の基本です。

 ただ、ヒルシャーの写真を見ればわかるのですが、よーく見ると

スキーのトップが浮いている

のがわかるかと思います。

 こうなることがしばしばあるので、私はできるだけトップが重めの板でスキーが浮く時間をできるだけ短くするようマテリアル選びから考えてます。

 ただ、世界チャンピオンですらこのようなミスをするのですから、タイムが速ければミスも許容範囲です。

 この場合、板への加圧を重視したほうが速いのか、それともトップが浮かないことを重視するかはケースバイケースで考えるべきであり、スタートからゴールまでトータルで考えるべきです。

 特にアルペンスキー競技の場合、

  1. リスクを取る場所
  2. リスクを取らない場所

はきちんとインスペクション時で見極める必要があるので、自分のスタートゼッケン、気象状況などに合わせて戦略を練る必要があります。

スキー板をずらさないための練習方法

Mikaela SHIFFRIN (USA)
Mikaela SHIFFRIN (USA/2016/SESTRIER) /MAURO UJETTO / Shutterstock.com

競技初心者や一般の方でロングターンで安定したターン後半を実現したい人はまず

ボーゲンできちんと外脚に乗ることから覚えること

が重要です。

 これはワールドカップ選手でも確認作業でやっていることであり、ボーゲンは重要な練習の1つです。

 高速ターンをやるにはまず低速できちんと綺麗な弧を描けるか、外脚に乗っているか、腰が落ちていないかなどを確認する必要があります。

 これができてロングターンやショートターンをやっていくわけですが、今の時代簡単に動画が撮れるので、意識する前と後で映像を見比べて徐々に修正していくのは上達への近道となります。

また、スキーグラフィック2019年11月号のP79には「ズレないターン後半の作り方」を連続写真で解説しており、シニアレーサーの人がストックを使った練習の前と後の画像比較があるので、こういった練習をやってみるのも1つの解決方法になるかと思います。

また、上手いか下手かは別として、世界一というか歴代アルペンスキー選手の中で地球上最も直線的に滑ったアメリカのボディ・ミラーの滑りは、ターン後半異常に加速することで有名です。

 もちろん途中棄権の数も凄いのですが、「完走すると速い」彼の滑りは一種のエンターテイメントでもあり、多くのファンが世界中にいます。

実際にターン弧が丸いリゲティとミラーの滑りの比較が下記の動画再生後1分30秒くらいで解説されるのですが、ミラーはターン後半にこだわった選手の1人でもあるので、前半部分はどうしても雪煙が上がりやすいといったことがあります。

 このリスクを承知の上でそれでもターン後半走らせた方が速いと考えたのか、バンクーバー五輪頃までは彼の時代でした。しかし、オーストリアチームがバンクーバー五輪で惨敗したせいなのかわかりませんが、結果的にW杯のポールセットの傾向が変わりました。

 この頃からミラーからリゲティ・ヒルシャーの時代に2013年頃移っていったのはみなさんご存知の通りです。

 技術系で通じなくなったミラーは高速系種目に絞るわけですが、最後のシーズンとなった2015年アルペンスキー世界選手権は

W杯にほとんど出ず、ほぼぶっつけ本番で世界選手権のスーパーGに出場し、棄権になるもののラップを奪う

という結果を残し、いかに彼のターンが速いかを証明しています。(ユーチューブでbode miller 2015で検索すると出るはずです)

 ミラーは技術的に上手いかと言われれば、荒削りと言えるタイプです。

しかし、ターン後半に板を走らせるのはおそらく歴代のスキー選手の中でも1番ではないかと個人的には思っているので、1度見てみる価値があると思います。

ズラさないターン、ズラすターンを使い分けること。

Mikaela SHIFFRIN (USA)
Mikaela SHIFFRIN (USA/2016/SESTRIER) /MAURO UJETTO / Shutterstock.com

基礎スキーの世界、特に私はスキーインストラクター経験を1度はしてみようと思い、SIAのスキー学校の研修を受けたことがありますが、こちらでは板をズラすことを教えられました。

 もちろん、教えるのは修学旅行生やまったくのスキー初心者なので、「板をずらさないで加速すれ」なんて指導は基本危険なのでしません。^^;

 一般の人はシュテムターン、パラレルターンの際、ズラしながら滑るのが基本ですが、スピードを必要とする競技の場合はズラないのが当たり前です。

 ですが、アルペンスキー競技でも時にはズラすことも重要で、特に難易度が上がるW杯などではよく見られます。 

 今回は「スキー板をズラさないで滑る方法」について解説しましたが、参考になれば幸いです。なお、この記事がアップデートされた場合はSNSでお知らせするので、気になる方はフォローしておいてください。

PHOTO:MDP / Shutterstock.com
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