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掘れてる場合、溝に合わせるVS攻めるアルペンスキーのターン。どっちが速い?

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アルペンスキー競技は他のスポーツとは違い、下手な選手ほど荒れたバーンで滑らないといけないというルールになっています。その時「溝に合わせる滑り」と「第1シードに近いラインで滑る」の2つの選択肢がありますが、果たして実際どちらが速いのか?今回はW杯動画で実際にあったので、参考にしてください。

まず結論から言いますが、

荒れたバーンの場合、どう滑れば速いか?

溝に合わせる方が速い確率が高い

ということになります。

 では、実際に証拠の比較動画を見てみましょう。

今回参考にしたのは2021年1月に行われたクロアチア・ザグレブの男子回転2回目の動画です。

男子回転2本目トップ5のタイム(カッコは2本目のスタート順)

  1. ミヒャエル・マット(AUT/4番スタート):1:00.07
  2. サミュエル・コレガ(CRO/1番スタート)1:00.32
  3. マテイ・ヴィドヴィッチ(CRO/9番スタート)1:00.57
  4. セバスチャン・ホルツマン(ドイツ/5番スタート)1:00.68
  5. リナス・ストラッサー(ドイツ/30番スタート)1:00.89
  • 13位:マニュアル・フェラー(AUT/27番スタート)1:01.44
  • 8位:マルコ・シュウォーツ(AUT/26番スタート)1:01.23

ただ、100番の選手の溝だとほぼモーグル状態になる場合もあるので、順手で攻めたほうが速い場合もあります。ですが、上位に行く選手は逆手で攻めていることが多いです。

順手とは:1960年、70年代まであった竹ポール時代からプラスチックポール(ノーマルポール)時代の技術。いわゆる「肘でポールを倒す、またはくぐり抜ける」イメージの滑り。1980年代前半まではワールドカップでもこのテクニックが主流だった。

逆手とは:1980年代半ばからポールの根元から倒れるラピットポールが誕生し、ストックで直接ポールを倒す今のスキーテクニックが誕生した。

 溝に合わせるというのがいかに難しいかが上記の2人の選手を見て一目瞭然かと思います。

 フェラー自身も溝に合わせようとしたのか、それとも攻めた結果ラインが溝に合わなかったのかわかりませんが、どちらにせよ、これだけのタイム差が出るわけです。

競技スキー初心者は気温の高い時期、またはゼッケンが後ろの選手を参考にすべき理由

HOLZMANN Sebastian (Ger) /PHOTOMDP / Shutterstock.com

上記の写真を見ても分かる通り、ワールドカップ選手は最後のスタートになる選手も逆手です。

 ただ、W杯の場合カチカチのアイスバーンなので、割と攻めやすくなってるのでユーチューブなどで地方大会の後ろのゼッケンの選手を参考にした方が勉強になるかと思います。

 結局は攻めるしか結果がまず出ないということになるのですが、順手ばかりでもタイムはまず出ません。

 ポイントとしては

  1. 逆手でもスキー板はきちんと外足に乗って、溝に合わせるのが理想
  2. しかし、手に意識が行き過ぎると内倒するリスクも上がる

ということを意識して普段からセット替えをしないで、100番台のスノーコンディションでも攻めていける練習を重ねるしかスタート順を上げる方法はないでしょう。

 もちろん、基本技術を上げるためにセット替えをして綺麗なバーンで滑ることも大事ですが、私のスキー部はセット変えをしないで午前中ひたすら同じセットで練習する日もありました。

 こういった日を定期的に設けて、荒れたバーンでもきちんとしたターンができるかどうかがアルペンスキー上達のカギとなります。

 当然、腰の位置が低いと力がスキーに伝わらず、板をきちんと走らせることができないので、フリースキーで基本練習も同時におこなって行くことも大切です。

 

PHOTO:MDP / Shutterstock.com
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