PHOTO:Goran Jakus / Shutterstock.com
2019−2020アルペンスキーワールドカップ女子回転第1戦は先ほどフィンランド・レヴィで行われ、アメリカのミカエラ・シフリンが圧勝しました。日本からは3名が出場し、安藤麻、向川桜子、前田知沙樹の3名が出場。結果は
1本目56位 前田知沙樹 トップから5秒74遅れ
1本目59位 向川桜子 トップから6秒48遅れ
というリザルトでした。
残念ながら安藤麻選手は2本目進出を果たしましたが、完走することはできませんでした。
ただ、実はレヴィの女子SL2本目進出の記録は2004年2月28日の廣井法代選手以来となり、実に15年ぶりの2本目進出でした。
当時の廣井法代選手の記録はトップから4秒60遅れの26位。ゼッケンが47番でしたから、今の日本人選手と同じポジションからのジャンプアップという記録です。(しかも当時は11月ではなく2月開催でした)
セットのインターバルなどの違いこそありますが、男女とも日本人が不得意とするレヴィで2本目に出たことは大きな収穫だったのではないでしょうか。
安藤選手は硬い雪面でも腰高でスキー板を直線的かつ、きちんとたわませて短いエッジングでターンをしていく日本人女子選手では間違いなくナンバー1の技術を持つアルペンスキー選手です。(全日本選手権を見ても1人だけ1つ上の次元でした)
個人的にはW杯技術系でトップ10は狙える女子選手と見ていますし、急斜面の振り幅のあるセットに対応できる能力があればまだまだ上を目指せる選手と見ています。
なお、国際スキー連盟のユーチューブチャンネルではシフリンの1本目の映像をアップしていたので、気になる人はこちらもご覧ください。また、明日の男子回転は生放送もあり、アマゾンでも配信されるのではないかと思います。気になる人はこちらをクリックしてチェックして見てください。