FIS対応のオーストリアチームのGSワンピースを売っているところを発見したので下記で紹介しておきます。
取り扱っているスキーショップは競技スキー用品も豊富なタナベスポーツですね。なお、他のメーカーのワンピーもこちらで販売しているので、SCHOFFEL(ショッフェル)をはじめ世界各国のナショナルチームモデルもいくつかあるので、気になる人はクリックして見てください。
また、記事下のコメント欄でもスキーショップのGSワンピースバーゲンセール情報などがありましたら、投稿していただけるとSNSで無料で拡散しますので、情報提供もお待ちしています。
ザールバッハGSのような片斜面は外足の使い方が重要
さて、FISワールドカップスキーでは珍しくオーストリアのザールバッハでGSの代替レースが行われました。バルディゼールが中止となり、この会場となったわけですが、常に優勝候補であり独走状態のマルセル・ヒルシャーが沈んだ記憶にも残る大会となりました。まずは上位3人の滑りをご覧ください。
ヒルシャーが失敗したところが映ってませんが、彼はスタート直後の片斜面+急斜面で失敗しています。また、うねりの多い中盤でも内倒しており、1本目5位のタイムのマージンが徐々に失う展開となりゴールしたときは4位でマージンも完全に使い果たすという屈辱を味わいました。
GS王者らしからぬミスの連発でしたが、こういった片斜面のレースは外足の使い方が非常に重要になります。
片斜面で外足に荷重しすぎるとどうなるか。
結論から言うと、
「ぶっ飛びます」
ザールバッハGSは非常に参考になる部分が多いかなと。(どのレースもそうだけど特に)短いターン弧は理想的だけど、片斜面はやっぱり上からきちんとラインを取っていかないと簡単に落とされるので、斜面によってスキー技術の使い分けが重要。インスペクションが下手な選手は簡単に引っかかりそう。
— スキーショップ.jp/アルペンスキーとスキー用品の速報/ビジネスの話 (@skishopjp) 2019年1月8日
例えば右肩下がりの斜面で、左ターンをしようとするとフラットなバーンに比べて、力がより右足に蓄えられるので、解放した瞬間に吹っ飛ぶような感じになるときがあります。そしてターン弧がヒルシャーのように膨らんでラインが下に落とされるわけです。
ただ、この片斜面は力が貯められる分、スキー板をさらに加速させることもできるといったメリットもあります。上半身の使い方が上手い選手はこういった斜面でもターンをコンパクトにまとめることができ、ライン取りは上からというオーソドックスな滑りが逆に有利に働くケースもあり、ザールバッハはその象徴的なレースではないかと思います。
ヒルシャーはターンも短く、力を一気に加えるタイプなので、滑り方を少し修正すれば優勝できたかと思います。が、さすがの王者でも滑り方を変えることはできなかったのかなと思います。でもまあレースの世界ですからギリギリを狙った人が勝つので、勝負に出るのは当然の結果であり、ヒルシャーのようなパワータイプのスキー選手は逆にこのような斜面のセットは難しかったのかもしれません。
このザールバッハはワールドカップでも貴重なレースとなり、片斜面攻略をしたい方には非常に参考になる部分が多い動画ではないかと思います。