今日は2つのアルペンスキーニュースをピックアップします。なお、スキーショップ.jpでは以下のSNSなどで最新情報をお届けしているので、気になる人はチェックしてみてください。
ケスレーのスキー板、22年ぶりワールドカップスキーにカムバック
photo credit: _dChris Skiweltcupopening 2013 in Sölden via photopin (license)
かつて、オーモットやウルス・ケーリンらが履いた伝説のスキー板「ケスレー」。その歴史的スキーブランドがなんと22年ぶりにゾルデンのワールドカップに帰ってきます。
ケスレーは、1999年にベネトンに吸収されノルディカとなりブランド自体が消滅しましたが、当時所属していたオーストリアの現役FISレースの選手、ジークフリード・ランプファウバー(当時30)らを筆頭とした3人で起業し、ノルディカから商標権を獲得。今から10年前の2008−2009シーズンで復活しています。
当時はまだレーシングモデルがなかったのですが、最近はGS・SLモデルもあり、日本でも徐々にスキーショップに流通していくものと思われます。(今でも北米・欧州限定販売で日本のスキーショップが買い付けというスタイルかな?)
ちなみにネット通販ではごく少数ですが、ケスレーのスキー板が販売されています。
ワールドカップに登場すれば宣伝効果は大きく、名前も広く知れ渡っているブランドなので、今後さらに有名選手と契約していくのではないかと思われます。
ケスレーはどんな選手を獲得したか?
ちなみに、ゾルデンで出場するのはオランダのアンドリーナ・ジェリンコワ(Adriana Jelinkova)選手で、年齢は24歳。初のワールドカップ参戦は2012年のフランス・クーシュベル女子GSで、最高成績はパラレルGS25位、コンバインド27位のみ。昨シーズンまではアトミックと契約していました。
GSをメインに出てますが、ほぼ全レースが途中棄権の選手なので露出度がどの程度あるかはわかりません。ただゾルデンに関しては、第1シードのシフリンより注目が集まるのではないかと思います。
今後、ケスレーはどのような戦略で選手獲得をしていくのか。要注目です。
https://www.kaestle.com/en/experience-kaestle/updates/kaestles-world-cup-debut-in-soelden/
ハンネス・ライヒュエルト、警察からドーピングの質問を受けていた。
クロスカントリースキー業界で絶えないドーピング問題。オーストリアも例外ではなく、ついにアルペンナショナルチームにもメスが入ったようで、ハンネス・ライヒェルトが警察から質問を受けたとのことです。
本人は
「ドーピングなんてやってないよ」
という回答。
正直、「捜査が入った」というだけで悪い印象になりますね・・・。
過去にアラン・バクスターというイギリスの第1シード選手が風邪薬でドーピング扱いを受けましたから、表現方法を変えた方が良いのではないかと思うこともあります。(ドーピング=薬物というイメージが強いですから)
今後警察がオーストリアナショナルスキーチームに対しどこまで捜査を進めるのか注目されます。
Hannes Reichelt, world champion Alpine skier, questioned in blood doping case