
アルペン、フリースタイル、ジャンプ、 ノルディック、基礎などジャンルに関係なくスキー選手は冬場雪上がメインになるので、筋力低下を招く可能性があります。そこで、筋トレ以外に筋力低下を防ぐ方法を紹介します。SNSをフォローしておくと最新のトレーニング情報を入手できます。
筋力低下が起こる原因として
①長時間のトレーニングによるエネルギー不足
②カロリーが少なく、体が筋肉を分解して筋力低下を招くなど様々な原因があります。
特に筋トレが少なくなるスキー選手は冬場どう維持・向上させるか重要で、タンパク質やアミノ酸の補給も重要となります。
— スキーショップ.jp (@skishopjp) December 9, 2020
結論から言うと、
です。
もちろん、いろんな諸説あるとは思いますが、人間6時間を超えると筋肉の分解を始める、いわゆる「カタボリック」という現象が始まるので朝起きてタンパク質やアミノ酸を補給することはすごく大事です。
冬場もフィジカルを維持または向上させていく
特にアルペンスキー選手は瞬発力、筋持久力、持久力の全てを使うスポーツの中でもオールラウンドな運動能力が問われるスポーツでもあります。
ですが、この中で個人的に1番重要なのは瞬発力と思っており、ゴール手前まで持つ太ももの筋肉、瞬間的な操作を求められるので、この瞬発力がある選手はわりとワールドカップでも結果が出ているような気もします。
欧州、北米の大学がまとめたアルペンスキー選手のトレーニングに関する論文。https://t.co/zhY3No4YNl
— スキーショップ.jp (@skishopjp) December 9, 2020
中には日本代表に何人も送り込んでるコーチにも

アルペンスキーは極論1、2分持てば十分。10キロも走る必要はない。
といった意見を持つ人も実際にいました。
ただ、別の元日本代表選手でコーチの人は持久力を夏場にやる理由として

シーズンを通して戦える体が必要。春は疲労抜きの意味もある。
といった意見もあり、この辺は指導にばらつきがあるのが現状です。
ワールドカップに行く選手は基本、ゴツく細い選手の方が少ない。
ワールドカップ選手の中には筋肉が細い選手もいますので、絶対ではないですがやはり筋力のある選手の方が上に来ている感じもします。
ですが、アルペンスキーに限って言えば持久力も筋持久力も必要です。
特に持久力をやりすぎると遅筋のほうが発達し、筋肉が太くなり瞬発力が上がる速筋が鍛えられないといったデメリットや、ランニングによるエネルギー不足で結果的に筋力が低下するといったことも起きます。
こうなると元も子もないので、全部の筋肉をバランスよく発達させる必要のあるアルペンスキー競技は栄養補給が特に大事な種目となるわけです。(マラソンのような種目だとまた違った食生活にする必要があるのです)
休みの日もプロテイン飲んでますか?
1日に必要なタンパク質量は
1キロ=1g
です。
これはあくまでもスポーツをしない一般の人の数字であり、70キロの人だと70gは運動をしない日も摂取する必要があります。
ちなみに、アスリートだと倍の140gほど必要とされます。
多少の個人差もありますが、ウエイトトレーニングやスポーツをして筋肉が発達するのに使う日数は2日ほどですので、金曜日にトレーニングをしても日曜日も発達するのできちんとタンパク質を摂取しないと、厳しいトレーニングをした意味がなくなるわけです。
実際に筋肉量と体脂肪を測る体重計に乗るとわかりますが、参考値とは言え3日〜1週間トレーニングをしなくなると筋肉量が減ります。(私はだいたい1キロ減ります)
1キロの米を買えばわかりますが、1キロって結構重いです。
せっかくトレーニングで追い込んでも、タンパク質を摂取していないとまた元に戻るわけです。
日本人が欧米人に比べ体格が細いのは、ただ単にアジア人だからというわけではなく、知識不足・実行力不足ではないかと思ってます。欧米はスポーツをする文化が根付いてますし、肉を食べる習慣があるので結果的に体格差となって負けるのではないかと考えてます。
せっかく、トレーニングをするのであればきちんと栄養面も管理していきましょう。