スキー&ニセコ・北海道旅行記

スキー場付きマンションのスラロームハウスは84億円で安い。人口を増やす1つの方法かも。

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カザフスタンの首都アスタナで構想が持ち上がっているスラロームハウスという話をご存知でしょうか。この構想はスキー場を作るより遥かに早く完成し、なおかつ安く効率的に人口を増やす1つの方法かもしれません。(良いか悪いかは別として)

 以前からスキーショップ.jpでは

・寒い
・値段が高い
・遠い

の3つの理由はスキー場人気が低下した大きな問題として書いてきました。経済のせいと業界人は言いますが、それだけではないと思っています。

参照1:スキー好きな人ばかり集まる企業からスキー嫌いな人向けの商品はまず生まれない。人気が落ちた理由を考える
参照2:リフト券、スキー・スノボ用品代を払うのではなく、全て込みで定額1万円にすれば月額800億円になる。
参照3:スキー場リフト券など5分おきに価格が変動するアメリカのビジネスモデルは面白い。

ですが、このスラロームマンションは

「たった84億円」

です。この値段が高いと思った方は続きをご覧ください。

通常、スキー場作るのにいくらかかるのか?

ちなみにスキー場の建設費用は

・当時世界最大だった日本の人口スキー場ザウス:400億円。解体費用40億円
・木曽駒高原スキー場:60億円
・川場スキー場:100億円以上
・アルツ磐梯リゾート:900億円

となっており、安いところでも軽く10億円は超えるのが普通です。

 マンションでしたら

・賃貸収入
・リフト不要(有料エレベーターか好きな高さまで無料で登れる階段にすれば良い)
・賃貸収入以外の収入が不動産に入る。
・天然雪があれば良いので、圧雪車も不要。
・街の人が気軽に会社帰りにスキーができる。
・スキー用品がもっと売れるかも

といったメリットもあり、街のど真ん中でスキーができるようになります。学校のスキー授業はもちろん、近所の人の運動不足解消など健康増進にも一役買うのではないでしょうか?

 問題は維持費や管理ですが、公園のような感じにすれば良いのではないかと思います。ぜひ国でもこういった設備作って欲しいです。

スキー人気の復活はアイディア次第ではないかと思う。

ブログでスキー人気復活について何度か書いてきましたが、人気の復活だけでは文化にはなりません。文化にするには日常的に触れる必要もあり、

「いかにスキーを普段からできる環境を作るか」

の方が重要と私は考えています。

 サッカーや野球がこれだけ日本で人気スポーツになったのは、テレビやラジオ、部活など毎日どこかで見る機会があるからであり、当然露出度が高い分プロを目指そうとする子供は増え、競争が増し人口も増えます。スキーもこのスパイラルに乗るべきですし、テレビが無理ならこういった環境を作っていく必要があるのではないかと思います。

 日本の各都市に1つこういったマンションがあるだけでも、スキーをする人は格段に増えるのではないかと思います。また、夏は人工芝でグレステンや夏スキー、スノーボードなどを楽しめる施設になれば、暑い夏でも風を切って滑るスキーやスノーボードで楽しむ人が出てくるような気もします。

参照記事:Slalom House: Ski slope could be built on top of apartment block(CNN)

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