昨夜、FIS公式サイトのフッ素ワックス禁止に関する速報(続報)が発表されました。
簡単にまとめると以下の通りです。
スキーショップ.jpではフッ素ワックス禁止ルールについていろいろお伝えしてきましたが、とりあえず2021−2022シーズン、つまり来シーズンはテスト期間となります。
スキーワックスメーカー各社もかなり前からC8以外を使用しており、C6というキーワードを元に探せば良いかと思います。
なお、C8とC6では滑走性が違うようで、C6の方が劣るという話もありますが、開発もかなり進んでいるようです。(C6の方が速いという話もどっかで見たんですが、URL忘れました・・・。)
この辺のことはサービスマンやメーカーテスト経験者、ナショナルチーム選手あたりの方が詳しいかと思いますが、21-22シーズンはおそらく最後のC8ワックスが使えるラストシーズンになるかと思うので、C8ワックス使用者の方が多くなるのかなーと推測できます。(ペナルティがないですからね。)
C8とかC6とか専門用語が出ましたが、この数字は炭素の数だそう。つまり、数値が落ちると撥水性能が落ちるので、水分がスキー板の裏に付着して滑走性が落ちるそうです。ですが、各メーカーかなりテストしているようなので、実際に使ってみないどのくらいタイム差が出るのかはなんとも言えません。
なので、21−22シーズンはタイムレースの数を多くして、GS・SL別々の板を用意して各選手がテストしたほうが良さそうですね。
もしお金に余裕のない方は1番安いホームセンターのまったく同じスキー板を2つ買って、なだらかな斜面で板を並べてどっちが速いのかを調べてみるのも良いのではないかと思います。
秋にまたFISのミーティングがあるので、続報があればまたお伝えします。
なお、この記事は下記のアルペンスキーニュースに記載しておきますので、新しいアルペンスキーのウェアルール問題なども一緒に目を通しておいてください。ここに過去記事を格納しておきます。
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参照:https://www.fis-ski.com/en/international-ski-federation/news-multimedia/news/update-on-fis-fluorinated-ski-wax-ban