マルセル・ヒルシャーがアトミックと別々の道に進むことをSNSで月曜に発表しました。
現在、彼はボディ・ミラーが経営参加しているボンバースキーのように、新しいスタートアップの経営に取り組んでおり、The Mountain Studio(ツェルマット)の開発・経営に携わっています。(ブランド名はまた別になるのかも。似たような会社世界にあるので。)
ヒルシャー自らデザインしている様子が見れます。スキーではなく、絵を描くヒルシャーが新鮮ですね。https://t.co/9Jep9Ph9B0
— スキー速報/skishop.jp (@skishopjp) June 16, 2021
正確に言うとスキーウェアというより、アウトドアウェアブランドという方向性であり、スキー業界もこういった方向性でのブランド転換が進んでます。(スキーヤー以外にも日常生活で売れるため。しかも日常でも使えるようなデザインだとスキーでも生活でも使えるので2着を買う必要性がない)
成功した企業として有名なのはノースフェイスであり、ウェアはもちろん、Tシャツなど通年で売れるビジネスモデルを構築し、スキー業界にも進出しています。(元W杯スキー選手の佐々木明さんがアルペンW杯の解説でよく着ていますよね)
スキーメーカーの多くはブランドイメージが「スキー」に固定化されているので、各社苦戦していますが、ヒルシャーは市場が伸びているアウトドアブランドという方向性に目をつけ、かつ彼の影響力も駆使して展開するのではないかと思われます。
事実、元アルペンスキーワールドカップ選手でノルウェーのオールラウンダーであるシュース(チュース)は高級スキーウェアブランドで大成功を収めており、ヒルシャーも似たような方向性を意識しているのだと思います。
ヒルシャーならファンも多いですし、SNSでタダ同然で宣伝できますから、一定の成功は収めるのではないかと個人的には見ています。
ただ、気になるのは使用するスキー板がどうなるのか。当然、スキーをするシーンは出てくるでしょうから、ケスレーやボンバースキーなどの小さなメーカーと契約を結ぶ可能性もあるでしょう。(株を持てれば大儲けのチャンスになるので)
下記の記事では大手スキーメーカーとの契約の可能性は低いと言っていますから、こちらも注目されます。
なお、まだ日本では販売されていないので、スキーショップ.jpではいち早くこのブランドの紹介をしていこうかなと思います。
参照:https://www.sportnews.bz/artikel/wintersport/ski-alpin/nach-ende-der-atomic-ehe-marcel-hirscher-befeuert-geruechte