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スキー用品店で販売している来季使用禁止になるフッ素ワックスは買うべき?情報が錯綜する理由とは?

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さて、連日スキーショップ.jpでお送りしている「スキー・スノーボードフッ素ワックス禁止問題」ですが、あまりにも多くの情報になってきて、みなさんついてこれなくなってきているかと思うので1ページに情報をまとめてました。ここだけをチェックし常に最新の情報をご覧いただくと不安が消えるかと思います。

スキー用品通販にてフッ素なしワックス販売中。FIS/SAJフッ素ワックス使用禁止情報まとめ

たぶん、みなさんの1番の問題はこんなことではないでしょうか?

  1. せっかく買ったワックスはもう使えないの?
  2. すでにフッ素ワックスが染み付いたスキー板も使えないの?
  3. ワックスは全部フッ素不使用に買い換えないといけないの?

こんなところかと思います。

ワックス一式は揃えると軽く数万円は飛ぶ高額商品になるので、この辺の情報は慎重にならざるおえないのですが、実はかなり情報が錯綜しているのでスキーショップ.jpでは各国の動きを今現在紹介しています。

なぜなら

国際スキー連盟(FIS)は2020−2021シーズンからフッ素禁止の動きは示したが、具体的に何を禁止にするかはこれから決める

という状況である一方、各国のスキー連盟のほうが先走っている状況で、もっと深掘りすると結果として

「お金と市場シェアを狙う存在がいる」

のはほぼ間違いないかと思っています。(自動車業界が電気自動車メーカーを警戒するのと同じ現象で、フッ素を使わないワックスをすでに販売しているメーカーはすぐにスキーヤーに試してもらうことができるので、今シーズン大きなビジネスチャンスかもしれません)

 今回は個人的な主観が入りますが、お金の面からちょっと見て見たいと思います。なお、フッ素ワックスを今買うべきかどうか悩んでいる人は、すでにフッ素なしワックスが販売され、ナショナルチームの選手も使っていたりするので、フッ素ありを買うよりは無難かもしれません。

 ただ、FIS公認大会とSAJ公認大会ではルールが変わる可能性も有り得るので、どちらが滑るかを今のうちからテストしてみたほうが良いかと思います。もしフッ素入りの方が速く、1年でも大会で使えるならそちらのほうがタイム的に有利になるのは間違いないでしょう。(環境には良くないかもしれませんが)

スキー用品店はフッ素ワックス販売できなくなるのか?情報が錯綜する理由

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上記のまとめ記事にもあるように、「全面禁止」という表現や、東アメリカなどは小さな子供のレースは完全禁止でも高校生は使用可能だったりします。また、ノルウェーは全面禁止だったりと各国にかなりバラつきがあることもわかってきました。

 ぶっちゃけた話をすると

「まだフッ素不使用ワックスが市場では少ないので、今すでに生産して販売している比較的新しい小さなメーカーが一気に市場を取りに行く可能性があり、ホルメンコールやトコ、SWIXなどの老舗メーカーの売り上げが減る可能性がある」

ということも十分考えられます。(ただ老舗メーカーもフッ素完全不使用ワックスをすぐに販売するかと思いますけどね)

 当然、消費者の私たちもカービングスキーやアルペンだとR35,R30ルールと変更があると、レギュレーションに合わせて買い換える必要があるのと一緒で、

「ルールを変更すると莫大なお金が動く」

のは間違いないことです。

 先進国は子供の数が減り、アイドルのAKB48のような通称「AKB商法」というファンに何枚もCDを買ってもらう仕組みに社会は変貌しつつあります。なのでスキー業界も

「一人当たりの支出を増やして儲ける仕組み」

が当たり前になっていくのは自然な流れであり、スキー業界も同様の動きが20年前から始まっています。これはスキーメーカーに限らず、年金や税金も一緒で、一人当たりの支出額を増やさないとみんな食っていけない状況になっているのは先進国病とも言えます。

 ウィンタースポーツ業界は特にお金のかかるスポーツ産業ですので、今後さらにスキー人口は減るでしょう。競技だとお金がかかるから尚更です。

エコビジネスとよく言われますが、地球環境に優しい方向に動くのは当然やらないといけないことですが、一方で「地球環境保護」という言葉を利用して利権が移動することもあります。

 今回はまさにその典型例ではないかと思ってます。

国際スキー連盟はフッ素完全禁止に動けるのか?それとも一部禁止になるのか?

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すでにスキー用品販売店ではフッ素あり、フッ素はあるけどPFOAのみ除いたもの、完全にゼロのものの3種類が存在しています。

 レーサーとしては1番スピードが出るものを選択するとは思いますが、スキー業界の外ではすでに「フッ素はダメよ」というのが主流な動きであり、世界的に禁止する流れです。しかし、スキー業界はこの社会的な流れをなかなか受け入れませんでした。

 理由はいろいろ大人の事情もあるかと思うので複雑なのですが、利権があるのも事実かと思います(たぶん)。

 ですが、これだけフッ素に対する世界的な動きにそろそろスキー業界も動かないと、冷たい視線を浴びるスポーツになるのは時間の問題ですし、ノルウェーの動きを無視できなくなったのはもちろん、もう擁護できなくなったのかもしれません。

元アルペンスキーワールドカップ選手のアトレ・スカーダル、クロスカントリーのPierre Mignereyの2名で作業部会のリーダーを務めるということで、アルペンとクロカンの2競技が1番大きな影響を受ける可能性も一部で指摘されています。(参照:https://www.fis-ski.com/en/international-ski-federation/news-multimedia/news/decisions-of-the-fis-council-meeting-in-constance-ger-autumn-2019)

 ここのチームがどのような決断を下すのか今世界中が注目しているわけです。

果たしてFISはフッ素を全面禁止にするのか、それとも一部禁止になるのか。

ヨーロッパメインのスポーツですし、大会で検査する方法もすでに北欧ではあるようなので、この検査システムを売り込む企業間競争(入札があるのかな?)もあるかと思われます。もちろん、すでにフッ素ワックスを買ってしまった人たちの問題もあります。

 非常に難しい問題ですが、2020−2021シーズンまでに果たしてきちんとしたルール作成ができるのかどうか要注目です。

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