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動画:ヒルシャー・クリストファーセンに1秒以上差をつけたパワー型アルペンスキーテクニック

PHOTO:Goran Jakus / Shutterstock.com

今日もスキーショップ.jpトップページのほうで世界各国のアルペンスキー情報をアップしました。気になる方はこちらも毎日チェックしていただければと思います。

さて、近年のアルペンスキーテクニックはどんどん高度化しており、表彰台に絡む選手と絡めない選手との格差がかなり開いているように思えます。

具体的な選手名を挙げると

マルセル・ヒルシャー
ヘンリック・クリストファーセン

の2強が続いてます。

これに加え、フランスのアレクシス・パンチュローが3番手かなといった印象ですが、どうもこの2強時代は2020年頃までに終わりを迎えるのではないかと思います。

 理由はラモン・ゼンハーセンの登場であり、再びスラロームは高身長時代に突入するのではないかと思っています。

ラモン・ゼンハーセンのスキーテクニックは90年代と2000年代の滑りの融合

1990年代のアルペンスキー男子スラロームで活躍した選手たちに共通するのは

「高身長」

でした。

 もちろん、身長が高ければ絶対勝てるというわけではないのですが、トーマス・シコラの190cm台を筆頭に、表彰台に絡む選手のほとんどが180cm以上という時代があったのです。木村公宣選手が活躍したのもこの頃です。

 なぜ高身長が有利かと言えば、視野の広さはもちろんなのですが、何より

高身長=体重が重い

という状況があるので、体重の重さを利用して、板をたわませると体重が軽い選手よりも板が走るという傾向があります。

 また、2000年代に入るとボディ・ミラーのような縦に板を走らせる選手が有利になる時代もありました。

板はカービングなのですが、それに対しまだポールがまっすぐな傾向があり、佐々木明さんもDVDで当時語っていたように

「まっすぐすぎて面白くない」

という時代があったわけです。なので、2000年から2006年のトリノオリンピックくらいまではとにかく直線的な滑りをする選手が速いという時代だったわけで、これを得意とする日本人選手は上位に食い込んでいったわけです。

参考:佐々木明の流儀

この2つのスキー技術を混ぜたのがラモン・ゼンハーセンであり、彼の滑りの完成度が高まれば、下記のクラニスカ・ゴラの滑りのように2位、3位の2強の2人に1秒以上差をつける結果となる時代になるかと思います。

今まではヒルシャーとクリストファーセンが1秒以上2位に差をつける時代でしたが、今度は彼らが1秒以上差を付けられることになったので、ラモン・ゼンハーセンのこの日の滑りはかなり各国で研究されてくるのではないかと思います。

 当然ですが、スイス以外のセッターは彼が勝てないセットを立ててくることも予想されます。これにラモンが2019−2020シーズンに対応できるかがカギとなるかなと思います。

アルペンスキーW杯史上最高?の2mの身長を生かせるか?パワー型SLの実際の滑りを連続写真で見てみる。

おそらくヒルシャーとクリストファーセンの2強を崩すとなれば、今のところ彼しかいないように思います。問題は

「パワーがありすぎて、スキーの抜けをコントロールするのが難しい」

のではないかと思っており、実際ワールドカップでもポールインターバルが短すぎて彼にあっていないせいか、ターンの終わりから次のターンが詰まっている状況も見受けられます。

 では、実際に彼がどんなターンをしているのかを写真で見てみましょう。

この続きはアルペンスキー上達方法の教科書〜約1ヶ月でGS1本目73番から9位になった練習方法〜の30番で解説しています。日本人に近いチャン・ドンヒョン(韓国)、セバスチャン・ホルツ(ドイツ)の2人滑りと比較して解説してみました。

 アルペンスキーにおいて推進力を産む上下の動きは大切ですが、どうもこの方程式が今後崩れる?かもしれません。2019−2020シーズン以降、どうなるのか要注目です。

すでに購入した方は見れるので、参考にしてください。

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