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さて、今日は複数のアルペンスキーニュースの話題をお届けします。なお、スキーショップ.jpでは日々アルペンスキーに関する最新情報や上達法などをお届けしているので気になる方は下記からフォローしておいてください。
目次
今日のアルペンスキーニュース速報
今日は複数の話題があるのでまとめてお届けします。
マヌエル・フェラー、椎間板ヘルニアで戦線離脱。復帰は早くとも1月を予定
アルペンスキーワールドカップ2019−2020シーズンが開幕したばかりですが、ヒルシャー引退後、事実上のオーストリアチームのエースとなったマヌエル・フェラーが椎間板ヘルニアのため戦線離脱しました。
復帰は早くとも1月のようで、状況次第では苗場のワールドカップ欠場なんていうこともあるかもしれません。
参照:https://www.derstandard.at/story/2000111921605/manuel-feller-rechnet-nicht-vor-jaenner-mit-rueckkehr
ファーイーストカップ2019万龍SLリザルト速報。佐々木明さんが語るヨーロッパカップとFECの差。
スキーショップ.jpでは連日ワールドカップそっちのけで急遽2020−2021シーズンから使用禁止になるフッ素スキースノーボードワックス問題のほうを取り上げてましたが、安藤麻選手がワールドカップ女子回転キリントンにて18位を記録。2レース共に2本目に残るという状況ですが、ファーイーストカップは2位止まりという状況となっています。
また、男子回転に関しても他国の選手に苦戦している状況で、なかなか苦しい展開となっています。
そんな中、フェイスブック上でファーイーストカップを重点に戦う日本勢についてコメントしています。
女子と男子では多少解釈が異なってくるかと思いますが、男子に関してはやはりヨーロッパカップで成績が出ないとワールドカップは厳しいのかなと私も強く感じており、とりあえずファーイーストカップで種目別優勝をしてW杯に出るといった状況が続いています。
いくら最近のファーイーストカップのレベルが上がったとは言え、比較的上位に食い込みやすいファーイーストカップ。かといってヨーロッパカップを主戦場にすればワールドカップから遠ざかるという状況にもなります。
一方、石井智也選手だけ完全に欧州ベースとなっており、ある意味「海外組」が彼1人となってますが、その成果は世界選手権などGSでのタイム差となって現れています。決して目立つことはないのですが、着実に
「歴代の日本人で最強のGSスペシャリスト」
の地位におり、今後この「ヨーロッパカップ組」と「ファーイーストカップ組」がどのような結果が出ていくのかも楽しみでもありますが、なんせ石井智也選手は最も難しいとされる大回転で勝負しているので、一概に比較はできないのかなとも思ってます。
ただ佐々木明さんが言うことも一理ありますね。
また、先日私はこんな記事を書きましたが、レヴィで解説を務めていた木村公宣さんのコメントにもあったように、
「日本勢は前傾での抱え込みをしすぎて、下半身が動いてない」
との指摘もありました。
これはアルペンスキー上達方法の教科書〜約1ヶ月でGS1本目73番から9位になった練習方法〜でも書いてますが、スキーの基本は上下動であり、私も疑問に思って先日こんな記事も書いています。
https://skishop.jp/%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%97%e3%82%b6%e3%83%96%e3%83%81%e3%83%83%e3%83%81%e3%81%aesl%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%bc%e3%83%86%e3%82%af%e3%83%8b%e3%83%83%e3%82%af/
安藤麻選手が対照的ですが、彼女のようにやはり上半身を起こして、しっかりと雪面に力が伝わるポジションでないとスキーの板は走りません。また、上体をかぶせると下半身が動かなく、かつ腰の位置が後ろにいくので転倒のリスクが上がります。
レヴィがすごく強風の向かい風だったのならわかるのですが、正直このままいけばタイム差となって現れるので、早めの修正が必要ではないかと思っています。
戦い方は人それぞれですが、安藤麻選手がなぜ結果につながっているのかはフォームを見れば一目瞭然ではないかと思います。
とはいえ、選手たちは外野の意見に振り回されてもしょうがないので、最終的には自分の納得のいく決断でやってほしいなとも思います。
安藤麻18位の映像とファーイーストカップ2019の動画速報
ユーチューブに動画があったので、紹介しておきます。
*安藤麻の動画はこちら
*FEC万龍SL1日目はこちら
*FEC万龍2日目はこちら
ビーバークリーク男子滑降はキャンセルが相次ぐ
という感じです。
*ビーバークリークFIS公式のページはこちら