SAJが行ってきたのは技術向上。日本はスキーで稼ごうという意識がないからさらに衰退していくはず。

photo credit: La porte de la “cassure” via photopin (license)

全日本スキー連盟がやるべきことはいろいろあるかと思います。強いて1つ挙げるとすればそれは選手が世界で勝てるようにすること。これはどこの国も一緒です。アメリカも同じ状況にあります。

参照:コメントへの返信(アルペンスキーの未来のために)

ですがバブルが崩壊し、インターネットが登場することで広告の価値がネットにシフトし、スポーツ選手に出資する企業は減ったか、または一部のスポーツに偏った形になっています。当たり前の話ですが、企業は選手にある意味「投資」をするわけです。株式会社は営利目的が主な活動の基本であり、ボランティアではありません。

 選手に投資をする、用具を提供する、サポートをすることで商品が売れることを期待します。だからサポートをするのですが、今は広告を見てもなかなか商品を買わないので、企業はネットに移動してきました。なので私も選手時代にネットに移行したのです。つまり、

「スキーウェアに広告を付けるという発想は2000年をピークに終わりを迎えつつある。」
「スキー界は新たなビジネスモデルが必要」

と学生時代にわかっていたので、ウェアではなく、「ブログにスポンサーを付ける」という発想に切り替えたのです。

コーチの役目は技術向上。お金を稼ぐのは選手の役目。

お金が欲しいと思ったときには時すでに遅しです。問題が発覚したときには船は沈没していることでしょう。そうなる前に手を打たないといけません。ですが、それは連盟やメーカーの仕事ではありません。

 お金の話は非常にデリケートなので、多くの人は語らないわけです。なのでこればかりは自分自身で何とかするしかありません。アルバイトをするのも良し、就職をするのも良しです。ですが、多くの選手は

「親がスポンサー」

という状況なので、親が資金繰りに苦しくなったら現役引退となります。なので私は途中からある意味、「プロスキーヤー」になったのかもしれません。正確にはプロではないのですが、スキー技術を何らかの形でお金に換える必要があったわけです。

 その結果、このブログがあり資金調達できない選手の相談など直接メールで受けてますが、実際にやろうとする選手は100人に1人いれば良い状況です。なぜなら

「それだけ日本のスキー選手は依存症であり、稼ごうという意識がまったくない」

からです。連盟が、メーカーが何とかしてくれるというのは成績が好調のときだけで、ごく一部の選手のみが受けられる待遇です。ほとんどの選手の思考回路はアルバイトをする、就職をするという選択肢しかありません。仕事を選択すれば安定は手に入るでしょうが、確実に練習時間と遠征する時間も無くなります。

 なので技術選に転向したり、国体止まりになるわけです。これが日本のスキー界の現状です。

情報公開しても誰も稼ごうとしない日本のスキー界。スキーで食べていくという発想すらない。

と思っています。

 スキーを本格的にやるということはスキーという株に投資をするようなものです。ですが、多くの人は投資という感覚がまったくないわけです。

「ただ勝ちたい」

これだけです。プランも何もありません。

 勝つためには

1.技術
2.体力
3.マネージメント能力

の3つが備わっていないと無理です。この3番の力が日本は非常に足りないなと高校時代思っていました。多くの先輩方は高校か大学卒業後就職をしていきました。それを見るたびに

「散々スキーに時間とお金をかけて、スキーで生きていけないのか」

と学生時代自分のやってきたことに悩みましたが、今の日本のスポーツ事情、インフラを考えれば諦めるか自分で道を作るしかないわけです。結果的に私は「自分で今までにない道を創る」という選択したわけすが、これはハッキリ言ってイバラの道でした。イバラの道なので、最初はアルバイトをしながら自動で収益を生むシステムを開発していました。仕事をしていれば死にはしないですからね。また、誰もやっていないということは

「ライバルもいない」

ので、意外と成功は早くに訪れました。25歳の頃でした。

 大学卒業後は昼間フルタイムで仕事、夜はトレーニングとビジネスシステムの開発。睡眠時間は4時間ほどで、これが23歳〜25歳まで続きました。この時代に培った経験をプロスキーヤーになりたい人へ〜練習時間と収入を増やす方法〜 で書き、無料で教えたり、下記のnoteで1記事300円で暴露話もしていますが、

「タダでも300円でもほとんどの人が読みません」(苦笑)

これが現実なのです。「ブログの記事タイトルにこんな言葉を入れるといいよ」とアドバイスしても誰も見ないのです。(無料版のほうでも答えを書いてますが、ほとんどの人は見ません)

 一方、スキーショップ.jpではスキー上達方法とコツというコーナーも設けていますが、こちらには沢山の人がアクセスしています。

 この行動心理から言えるのは、

「スキーで稼ぐという意識がまったく日本にはない」

ということがわかります。

 原因として考えられるのは

・日本の教育は消費者を増やすための教育しか行なってきていない。
・親もお金について知らないので、就職する方法しか教えられない。

など様々な問題があります。

 人間の習慣とはなかなか変えられないものですが、絶対強くなりたいと思うなら私のように行動をしているでしょう。ですが、日本のスキー選手にはそういった発想がないので、何年経っても問題が解決しないのです。逆に「儲かる方法を教えてくれ」と言ってきたスキー選手は何人もいますが、結局努力が嫌い、面倒なことは嫌いなのか多くのスキー選手は挑戦することすらしませんでした。答えを言っても、誰もやろうとはしないのです。難しいという意見もあるかと思いますが、何をするにせよお金を稼ぐには努力や苦労は必要です。これは仕事をするのと一緒です。

なので、何をやっても確実にスキー業界は衰退します。

というのが私の意見です。これはスキー業界というよりも、個人個人の問題です。なので、メディアというちょっと強引な手法になって嫌なのですが、1人でもスキーで食べていきたい、稼ぐ方法を知りたいという人にネット上で私は今後も教えていきます。

 国際スキー連盟も選手の活動資金問題に悩んでいるようですが、誰かが汚れ役をやらないと駄目かなと思ったりもします。幸い、私には現役時代の資金調達経験(昼間トレーニングをして月収50万以上)があるので、この経験を引き続きプロスキーヤーになりたい人へ〜練習時間と収入を増やす方法〜 で無料版(基礎編)、note(応用編・実践編)で有料版を書いていきます。最後は宣伝になってしまいましたが、無料または小学生のお小遣い程度で情報提供していくので、今後のスキー人生を変えられるキッカケになればと思って今後も書き続けてこうと思います。(誰も見ないと思いますが・・・)

P.S.もちろんナショナルチームはナショナルチームとしてやるべきことがあります。個人レベルではどうにもできないことはサポートしてほしいですが、全日本スキー連盟の台所事情もあるので、個々で工夫して資金を集めるしかないのが今の現状ではないかと思います。多くの選手は自営業の道か公務員または会社員になるかと思います。「昼間働きながらシステムを作る」「ネットを活用したプロスキーヤー」というパターンはこれから増えていくのではないかと思っています。

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