photo credit: Guillermo Fayed – FRA via photopin (license)
アルペンスキーワールドカップ女子回転第5戦は5日、クロアチアのザグレブが雪不足で中止となったので急遽イタリアのサンタカテリナで女子回転が行われました。結果は皆さんすでにご存知かと思うので今日は簡略化しますが、優勝はニナ・レセト(ノルウェー)で、長谷川絵美選手がスラローム自己最高順位の22位を記録しています。(GSでも22位が最高)
また、清沢恵美子選手は1回目31位、安藤麻は44位で残念な結果となりました。2人も2本目までほんの少しまで来ているので、女子チームの今後の行方が非常に気になりますね。
長谷川絵美選手世界ランクGS33位、SL42位。どこまで上がれるか?
今現在、男女合わせて日本のエースとなっている長谷川絵美選手。GSとスラロームの二刀流で「常に結果を出す」という意味でも過去に例がない貴重な選手です。そんな長谷川絵美選手の今季の成績と過去のワールドカップ30位以内の回数をちょっと調べてみました。
2015−2016シーズン
*右がFISポイント
05-01-2016 Santa Caterina ITA SL22位 30.72
28-12-2015 Lienz AUT GS 22位 21.31
27-11-2015 Aspen, CO USA GS23位 35.68
24-10-2015 Soelden AUT GS24位 31.72過去のW杯30位以内全成績
14-03-2015 Are SWE SL28位 37.18
12-12-2014 Are SWE GS23位 18.80
30-11-2014 Aspen USA SL28位 35.76
28-12-2013 Lienz AUT GS27位 27.80
04-01-2013 Zagreb CRO SL23位 34.33
昨シーズンから大回転、回転共にコンスタントに完走できるようになってきており、今1番日本人でワールドカップに結果を残す選手となっています。個人的には
「2種目で第1シード入ったら間違いなく歴史に残る選手」
と思っているのですが、2016年1月6日現在の世界ランクはGS33位、スラローム42位となっており、まだ道のりは厳しいかなといった印象です。ただ、不可能ではない位置まで来ているのは事実です。どこかで10番台、1桁が出てくると弾みもつき、両種目に影響が出てくるのではないかと見ています。
湯浅直樹選手や他の選手もがんばってほしいところですが、戦績だけ見れば事実上日本のエースは長谷川絵美選手かなという印象です。男女で切磋琢磨してチームレベルで向上してほしいですね。
中村舜選手いよいよW杯デビューへ。サンタカテリナ男子スラロームスタートリスト
最後にこの後行われるワールドカップ男子回転のスタートリストも添えておきます。なお、今回のレースで中村舜選手がワールドカップデビューとなります。まだ21歳ですので失敗を恐れずガンガン攻めていってほしいですね。がんばれニッポン!
1 GROSS Stefano
2 KHOROSHILOV Alexander
3 NEUREUTHER Felix
4 DOPFER Fritz
5 HARGIN Mattias
6 KRISTOFFERSEN Henrik
7 HIRSCHER Marcel
8 PINTURAULT Alexis
9 RAZZOLI Giuliano
10 LARSSON Markus
11 LIZEROUX Julien
12 GRANGE Jean-Baptiste
13 YULE Daniel
14 FOSS-SOLEVAAG Sebastian
15 MYHRER Andre
32 湯浅直樹
59 成田秀将
68 中村舜