今日からフィンランド・レヴィにて女子回転が開幕するわけですが、いきなり大きな問題が起きました。それは
スウェーデン女子チーム全員欠場
という事態になっています。
— スキーショップ.jp/好きなことをして生きていく方法 (@skishopjp) November 20, 2020
この中でイタリアのフェデリカ・ブリニョーネは
「FISは新たなルールを作るべきだ。公平ではない」
と訴え、フランスのエース、アレクシス・パンチュローも国際スキー連盟に対し訴えています。
FISの「コロナルール」はランキングに影響を与える。これは公平か?
コロナ陽性者はトレーナーの方のようで、選手たちは検査をしていますが様子を見るために隔離されている状況となっています。ですが、サッカーを例にブリニョーネは訴えていますが、実際Jリーグでも野球でも陽性者は隔離し、健康な選手は試合に出場しプロリーグが成立しています。
もし、全日本ナショナルスキーチームでスタッフを含め1人でも陽性反応が出れば、現状のルールでは選手達が欠場扱いになる可能性があります。
国際スキー連盟が新たなルール作成をするのか。
少なくとも女子スラローム第1戦、2戦目にスウェーデンチームは全員欠場となりそうで、すでに第1戦のスタートリストに名前はありません。
なお、日本からは安藤麻選手が29番スタートとなります。また、シフリンが怪我からカムバックし1番スタートとなっています。
濃厚接触したとチーム全体が見なされれば欠場となる場合もあり、他国の選手たちのランキングが必然的に上がります。果たして今のコロナルールがW杯ランキング、FISポイントにも正しい数字と認めるべきなのか、大きな疑問が今後各大会で論争となっていくのではないかと思います。
P.S.今回の話はあくまでもワールドカップです。コンチネンタルカップ、FIS/SAJ公認大会に関してはどうなるのかわかりませんが、参考までにガイドラインリンクを貼っておきます。
*女子SL第1戦スタートリストはこちら
①SAJ協議会新型コロナウィルス感染対策ガイドライン(選手・コーチ・スタッフ向け)
②FIS COVID-19感染防止ガイドライン(日本語版)