スキー板を揃えて滑りたい!でもできない!と困ってる方のための練習方法を紹介します。検定レベルだとスキーバッジテスト2級がこのあたりなので、深掘り解説します。目次が下記にあるので、お好きなところをご覧ください。
詳しい連続写真はこちらに出てるので両方を参考にしてほしいのですが、本とかでプロスキーヤーやインストラクターの解説を見ると
- 内足の外旋
- 谷回り、山回り
- 外脚の内旋
など小難しい意味がわからない日本語が数多く出てきます。
私も全日本スキー連盟(SAJ)や日本プロスキー教師協会(SIA)の本、全日本デモンストレーターの書籍を持っており、一応目を通してますが、
何書いてるかさっぱり意味がわからない
という部分が結構あります。
おそらくスキー学校(スクール)などでもこういった専門用語のオンパレードの教師が意外と多く、
スキーインストラクターの説明が意味不明・・・
という人も多いと思います。
なので、今回は日常単語を使って解説するので、コツを知ってからスキー場で足を揃えて滑る練習をしてほしいなと思います。
目次
スキー板を揃えて滑るには外側の足に体重を乗せるのがコツ。外足荷重とは?動画字幕付きで解説
上記の動画で再生後1分10秒からターンする際どっちの足が外足かということをテロップ付きでプルークボーゲンで解説しています。
要は
右に曲がりたい時は左足に体重をかけ、左に曲がりたいときは右足に体重をかける
こうすることでスキーは重力の影響で簡単に曲がってくれます。
このことは下記の動画でも「スキー初心者で曲がれない」場合の解決方法でも解説しています。
まずこの曲がる原理の基本である
「外側の足に体重をかける」
ということを覚えておいてください。
足を揃えて滑る際、そしてオリンピック選手レベルまでずっと使う基礎中の基礎の話なので、業界では
「外足荷重」
と呼ばれます。
上級者も初心者もスピードを出した状態では
「体の動きにフォーカスできない」
ので、低速でゆっくりとプルークボーゲンで練習するのが基本です。
なので「足を揃えて滑りたい」という人もまず低速で練習します。
上記の写真のように少し肩を外足のスキー板に傾けると体重をかけやすくなり、グッとブーツを踏んだような感覚になるはずです。
この感覚をしっかりと覚えておきます。
力の割合は
- 外足:10
- 内足:0
くらいの割合で、体重をかけてしまって構いません。
なぜ10対0の割合で体重の極端にかけるのか?
それは
足を揃えて滑る際に、内足がプラプラした自由な状態にしておくことで閉じることに専念できるから
です。
これをまず頭に入れて低速でしっかりと外側の足に体重を乗せるようにしておいてください。
それでは、次にパラレルターンの前段階に設定されている「シュテムターン」、つまり足を揃えて滑る練習に移っていきます。
シュテムターンがなぜ存在するかというと「足を揃える滑り方に特化した練習方法」だからです。
上記の解説画像では3種類のターンの違いを説明してますが、
シュテムターンは上記図①にある「曲がる直前でスキー板を八の字」にします。
この時、通常のスキースクールであればそのままターンさせますが、私の友人にアドバイスした時はターンまでいくのが恐怖だったので、
ターンするところで足を揃えて止まる練習だけやった
わけです。
この時に重要なのは
例えば右に曲がるときは左足に完全に体重をかけ、足を閉じてブレーキする練習
というのをやりました。
外足の方に体重を乗せると、雪面からの抵抗力で雪煙が上がるので、自然と止まるわけです。
止まれば安全なわけですから、スピードによる恐怖心を排除した状況で、足を揃えることに集中させることが可能となるわけです。
恐怖心があるとスキーは上達しない。操作がしやすい「体を前に持っていく」にはどうすればいい?
もう1つスキー板を揃えて滑る際に大きな問題となるのは
「腰のポジション」
です。
スキーで最も重要なのは
- 腰の位置
- 外足荷重(このページでも解説)
の2点です。
問題は多くの人は
スピードが出ることによる恐怖心で腰の位置が引ける
という問題を抱えています。
上記では「止まるシュテムターン」で足を揃えて滑る練習方法を解説しましたが、もう1つは腰の位置です。
恐怖心が出れば初心者だけでなく、中級者、上級者でも腰がひけてコントロール不能の状況になります。
スキー上達方法とコツでも「スキーの練習はここからまずやる」という項目でも解説してますが、
正しい腰のポジション(位置)でないとスキー操作はできません。
ではその正しい腰のポジションとはどう習得するのか?
詳しくはスキー上達方法とコツをご覧ください。