今回のスキー上達方法とコツは「スキーで足を揃えられない」と困ってる方のための追加解説をします。引き続き1日でスキー板を揃えた人の練習方法を深掘り解説します。
今回の記事は最短1日。スキー板(足)を揃えて滑るコツの続編となります。なお、こちらの本にある連続写真も参考になるので、併せて参考にしてもらえればと思います。
1日でパラレルターンっぽくなった人の過去記事(上記のリンク先)も一緒に、今回の記事と動画を参考にして練習していただければ、ひょっとするとうまく滑れるかもしれません。
この記事でわかること
- 一生懸命練習してもスキーで足を揃えて滑ることができなく困ってる方
- スキー学校(スクール)や授業で習っても上手くならない方
- SIAの検定、SAJバッジテスト2級、3級合格したい方
- 足を揃えてカッコよくスキー場の急斜面や中斜面など、どこでも滑れるようになりたい方
こういった方にはきっと役立つかと思います。
目次
スキー板(足)を揃えられない人は、いきなりターン練習で暴走し、上達に意識が向かないから上手くならない
スキーを揃えて滑る名称を「パラレルターン」と言いますが、名前の通り、上記の写真の通り
「板をずっと並行にして滑ること」
を意味します。
しかし、板を揃える時間帯というのは
「直滑降してる状況」
と同じなので、当たり前の話ですが
暴走しますw^^;
そこであえて私は
「ターンを入れない、足を閉じることに専念した練習方法」
を提案しています。
今までスキー板を八の字で全部滑る「プルークボーゲン」ばかりやってきた人からすれば
- シュテムターン
- パラレルターン
は恐怖でしかないでしょう。
なぜ恐怖心が出るかといえば
「スピード」
が原因だからです。
おそらく初めてシュテムターンやパラレルターンに挑戦する人はビビって腰がひけてコントロール不能になり、下記の画像の3番のような滑り方をするはずです。
上記の画像3番のようにお尻が後ろに下がれば下がるほど、スピードコントロール不能状態になるので、スキーは必ず暴走し転倒します。(多分みんな経験してますw)
なので、私はこのスピードを取り除いた練習方法も上記のYouTube動画で解説しています。
ただ、この練習方法にもメリット、デメリットがあるので、先にまとめておきます。
- 足を閉じることに特化してるのでスピードが出ない
- リフト1回乗るだけでたくさん練習できる
- 中斜面の方がやりやすく、中斜面の感覚も同時に養える
- 動画でも解説した通り、凹凸のあるゲレンデでは足が引っかかり転倒・怪我の危険性がある。
- 横滑りという滑走方法なので、できる人、できない人がいる
- よって全員におすすめできる練習方法ではない
という長所と短所のある練習方法となります。
できるだけ、雪が軽い日、寒くて乾燥した日や圧雪車が入った直後だとゲレンデもキレイな状態なので、横滑りがしやすいかと思います。
そういったゲレンデコンディションの日に集中してこの練習をすれば
「足を揃えて滑る」
という感覚が身につくはずです。
シュテムターンはその後で十分なのです。
シュテムターンとはターン直前までスキー板を揃えて並行に滑り、ターン直前で八の字に開き、外側の足に体重をかける滑り方
上記の練習方法でなんとなく足を閉じる、足を揃えて滑る感じが掴めたら、次はシュテムターンに挑戦してみましょう。
必ず他のスキーヤーやスノーボーダーとぶつからないよう、誰もいなくなった時に滑るようにしてください。なぜなら最初は必ず転倒するからです。
どうしてもスキーが暴走し、スピードが怖い場合の対処法
シュテムターンがどうしてもスピードが出て怖いという方は、いきなりシュテムターンではなく
全部八の字で滑り、ターンする際に足を揃えてみる練習だけに集中する
という練習方法もあります。
その際、練習場所は必ず緩斜面で行うようにしてください。(暴走を防ぐため)
シュテムターンだとターン以外の時間は板を揃えて真っ直ぐに滑るので、直滑降のような状態になりスピードがどんどん出てきます。
それがどうしても怖い人はいきなり足を揃えるのではなく、ターンの時だけ揃えてみましょう。
ターンの時に足を揃えて次のターンに行けそうなら、シュテムターンの練習でも全然構いません。
怪我をすれば学校や仕事にも影響出ますから、安全に滑るのが1番大切です。
ここで動画の中でも解説したことを1つ。
スキー板を揃えて滑るには2つのポイントが重要ということを説明しました。
- 腰の位置
- 外側の足(スキー板)に体重をかける
このことはスキー板を揃えて滑るコツ。それは外側の足に体重を乗せること。でも詳しく解説してるので、こちらも読んでいただきたいと思いますが、かといって棒立ちだと危険です。
ある程度、上半身は前傾の方が滑りやすく、ストックを前に構えることができるのでスキー上達方法とコツに書いてある「スキーの練習はここからまずやる」を参考にして上達スピードを上げていただきたいと思います。
逆に、腰の位置が引けたまま練習を続けるとその先どこかで上達が頭打ちになるので、必ずスキー技術で最も重要な「腰の位置」を初心者の段階から覚えておいてほしいなと思います。
スキーの暴走を防ぐことに特化した解説動画はこちら
テーマが急斜面ですが、急斜面で暴走しないということは中斜面、緩斜面も暴走しないのでこちらの動画や下記の関連記事も併せてご覧ください。
これらの練習ができてからシュテムターンやパラレルターンの練習がおすすめ
全員におすすめというわけではないのですが、もし横滑りができるのであれば今回紹介したような
「足を揃えて滑ることに特化した練習方法」
を試していただき、コツを掴めたら幸いです。
今後もさまざまなスキーが上手くなる練習方法を紹介していくので、スキー上手くなりたい人はYouTubeのスキーテクニックチャンネルやスキーショップ.jpをブックマークしておくと便利です。