スキー&ニセコ・北海道旅行記

スキー上手くならない人の特徴5選。正しい努力とは?

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

hide
hide

今回はスキー上達方法とコツ。SAJバッジテスト1級一発合格した理由とアルペン1桁順位取るまでの練習方法はスキー上手くならない人の特徴を5つ紹介します。努力は大事ですが、無駄な努力と役立つ努力について今回は深掘り解説します。

世の中にはやって良い努力、無駄な努力があります。

今回はこのツイートを深掘り解説します。

スキー上手くならない人には共通点がある。正しい努力で無駄な時間を省こう。

「世の中、無駄なことなどない。」

こんな言葉を聞いたことがある人多いかと思います。

個人的には違うんじゃないかと思ってます。

無駄を経験した結果、たどり着く結果ももちろんあるのですが、後になって考えて

「あー無駄をしてる時間結構あったな。」

と常々思うようになりました。

結果として早く伸びる人と伸び悩む人に人間社会は分かれていくわけですが、合理主義までいく必要はないですが、ある程度合理的に考えた方が結果的に望む人生を手に入れやすくなるのではないかと考えています。

では、これをスキーに置き換えた場合、非合理的、つまり

「明かにこの時間は無駄しかないでしょ。やめた方がいいでしょ」

というのがあるので、5つ解説していきます。

上手くならない原因1:練習をサボる

言うまでもないですが、練習をしない人より練習する人の方が上手くなる確率は上がります。

かといって、真面目人間が上手くなるとは限りません。ただ、傾向として練習してるのは間違いのないことであり、きちんとメニューは確実にこなしていることは大前提です。

ただ練習しても上手くならない人も大勢います。

それは

「ただ練習メニューをこなすだけ」

の人です。

多少は上手くなりますが、きちんと

「目標をクリアできる練習メニュー」

であることが必須となります。1級くらいまではこなすだけで上手くなりますが、アルペン1桁順位、テクニカル以上はこなすだけでは難しいでしょう。

基礎ならテクニカル以上、アルペン一桁順位というのは技術だけでなく、その結果を出す「フィジカル」が重要になるので、夏場の厳しいトレーニングをそれなりにこなした人は軽々超えますが、多くの人にとっては挫折、諦めの境界線がこのあたり
になります。

全国区レベルのスキーヤーはそもそもフィジカルが違うのです。

なので練習量と質の高い内容が重要となります。

人の話を聞かない

お金と時間をかけてコーチに見てもらっても人の話を聞かない人っています。

人の意見、特にスポーツは自分がイメージしてる状況よりも、他人の意見の方が結構当てるケースが多いです。

「スポーツは目では見えない部分を正確に動かすことが重要」

なので、正確に動いているかを常にチェックするかはすごく重要です。

以前、「アルペン出身者が基礎スキーの大会でなぜ勝つか?」という動画でも話をしましたが、上手いスキーヤーほど常に確認作業をしています。

目では見えない部分がどのように動いているか

現実と理想がどのくらい違うかを確認しないと、いくら努力しても無駄です。

ただ、世の中には「良いアドバイス」と「悪いアドバイス」があるので、見極めるだけの知識は持っておくことは重要です。

そもそも人の話を聞けない人は自己流の人か、やる気のない人に多いので、スキー以外の分野に行ってもそんなに伸びないと思います。


人を信用するのが難しいケースもありますが、それなりの実績のある人のところでやるのは、選択としては間違っていないので、まずはそのコーチの元で2、3年はみっちりと練習に打ち込みましょう。

上手くならない原因3:独学で頑張る

アルペン選手はチーム単位で動くことが多いですから、独学という人はまずいないのですが、ゲレンデスキーヤーや基礎スキー検定受ける人で「独学失敗パターン」は非常に多い印象を受けます。

先ほども言いましたが、誰かに見てもらわないと無意識の部分、つまり目では確認できない動作部分がどう動いてるかがわからない状態で練習を続けると、いつまで経っても「正確な動き」を把握できません。

今の時代はスマホですぐに滑りを確認できる時代ですから、2人でスキーに行けば簡単にその場でチェックでき、すぐ修正作業が可能です。

独学でやるかは自由ですが、私のブログによく出る「1級10回落ちたおじさん」のようにお金と時間だけ浪費し数万円と時間を失うより、さっさとレッスン受けた方が遥かに安上がりかもしれません。


1人で練習することのデメリットが何なのかをよく考えて行動しましょう。

上手くならない原因4:客観的に見ていない

上記でも既に一部書いてますが、

「自分の本当の姿」

を知っておくことは重要です。

1番多いのは

  1. 自惚れ
  2. 自分の世界観から抜け出せない(現実を見るのが怖い)
  3. 実力がないことを認めたくない

など複数の要因があるパターンが多いかと思います。

昔、スキー授業の時に小回りを披露した同級生(アルペン選手)が、

「お前の滑りはダサい」

と別のアルペン選手に言われたことがありますが、いざ大会に出ると

「私の方が速かった」

ということがありました。

それでも

「お前の滑りはダサい」

と言い続け、結局その選手はアルペンを諦め、フリースタイルの世界に移動しましたが、小さな大会ですら入賞したという情報もなく、

hide
hide

まあー練習もせず、頭も使わず、言いたいことだけ言い放題で人を見下し、装備だけ高額でスキー下手な人いるよねー

と当時思ったりもしました。中学生の頃の話です。

アルペンスキー競技の良いところは

「滑りはダサくても、装備が安上がりでも速い方が上」

という世界なので、私は好きなのです。

うまさの定義が「速さ」ですから、タイムが全てです。

単純明快。

「シルエットがダサくても、速ければ良い」

という世界なので、私はアルペンスキーの世界が好きなのです。

しかし、上手くならないと速くなれません。

技術が向上すればカッコ良く見えてきますが、正確に言うと

「シルエットと技術は別物」

というのが私の認識です。

シルエットがカッコ良いスキーヤーが氷のような硬いアイスバーンやモーグルのような荒れたバーンでアルペンスキー競技をやらせたら下手になる人も多いので、技術は別物と考えてます。

全日本スキー技術選手権のトップに立つ人はどちらもできる人のケースが多いですね。(両方求められるので)

上手くならない原因5:失敗する練習を永遠と繰り返す

おそらく「スキー上手くならない人の最大の原因」が

「同じ練習を永遠と繰り返す」

ということではないでしょうか。

特に独学で1人でやってる人は

「自分の好きなターンばかりやる」

ので、いつまで経っても上手くならないでしょう。

スキーはレベルが上がる時必ず

「恐怖」と「怪我のリスク」

が上がっていきます。

スピードが上がったり、より難易度の高い斜面を滑ることになるわけです。

レースをやってる選手ならポールセットの難易度やバーンの硬さが上がるわけです。

また、スピードが上がったり求められる技術が上がると怪我のリスクも上がります。

なぜならスピードも上がり、足にかかる負担が上がるからです。

なので、スキー上級者になればなるほど

hide
hide

夏場のフィジカルトレーニングは重要

なので、持久力、筋持久力、瞬発力の3種類の練習はスキーヤーなら必須のメニューとなります。

要は

「毎日吐くくらいの練習をこなしてる」

のがスキー選手なのです。

その選手経験者たちと、優雅にゲレンデスキーだけで上達しようとしている人では、当たり前の話ですが実力に差が出てきます。

別の言い方をすれば

  1. 「いやーなかなか上手くならないんだよね。週末スキー場で1人で練習してるけど」という意識レベルの人
  2. 毎日1本タイムレースをやり、録画もし、どこでタイムが落ちて、どのターンでミスをしたか明確になってる。次の日はそのミスした部分を修正し、これを毎日繰り返す人。毎週末レースを行い、悔しさで涙し、猛烈に努力する人

どちらがスキー上達のスピードが早いでしょうか?

「スキー選手をやれ」という意味ではないですが、少なくとも

検定や大会を目標にしてるスキーヤーと、ただ何も第三者の評価基準がなく、何となーく練習してる人では歴然と技術に差がついてくる

のは明確です。

マラソンでもただジョギングしてる人と、大会に出て1km区間のタイムをGPS腕時計で記録後サーバーログで分析し、修正していく人では練習内容が変わるので技術にも差が出ますよね。

そんな感じです。

大会に出て社会の中での自分のレベルを客観的に知ることはすごく重要です。

ランキングを見ればあなたがどのくらいスキーが上手いか正確に把握できます。

多くの人は雑誌などに目を通し、「最新のスキーテクニック」とか見てるでしょうが、そもそも最新のスキーテクニックなんてないですし、

「マイナーチェンジしてる部分を最新と言ってるだけ」

なので、スキーの基本技術は50年くらい前から変わってません。

このことはスキー上達方法とコツでも書いてますが、スキーが板2枚で滑るスポーツである以上、基本部分は一生変わることはないでしょう。

毎日キレイな圧雪された整地と呼ばれるスノーコンディションではスキーは本当の意味で上手くならないのです。

上手い選手はどんな天候、雪質、斜面でも上手く滑ることができるのです。

アルペンで上手くならない人も同じ練習をしてるケースが多い

私がアルペンの成績に変化が出始めたのは

「荒れたバーンの練習が出てきてから」

でした。

それまではローカルの公認大会で50位以内にも入れない選手でしたが、ある時合同練習で人数を集め

「午前中はセット替えをしない」

という練習が年に何度かありました。

「セット替え」とは同じところを何人も滑ると旗門の横が掘れて練習に悪影響が出るので、綺麗なスノーコンディションでやるため、ポールセットを変えることを意味します。

この練習が始まってから

「荒れたバーンも慣れるもんだな」

と変な自信がつき、100番台ゼッケンでも技術は下手くそでしたが、

  • ビビることがなくなった
  • 大会の方が練習よりコースがキレイ

と思ったのをよく覚えています。

 人数を20人から50人にすれば1本滑っただけで、2本目はゼッケン50番以降のバーンで練習しないといけないので、300番とかのゼッケンを練習の段階で体験することができたのは、後方ゼッケンの選手にはありがたいのです。

後方ゼッケンの選手は荒れたバーンで滑ることが確定してますから、滑り方をそもそも変えないと上位にはいけません。(このことは別の機会で解説予定)

同じ練習をしていてはスキーは上手くならない。アルペンスキー経験者がなぜ基礎スキーの大会で上位か?

それは

「自分の好きなターンをさせてくれない」

からです。

ポールセッターと呼ばれる旗門を立てる人がコースを作り、そのコースをアルペンスキー選手は滑らないといけません。

しかもアルペンの大会は本番のコースは滑らせてもらえず、インスペクションと呼ばれる「記憶する時間」だけ与えられ、ぶっつけ本番で滑らないといけないのです。

つまり、ぶっつけ本番で滑るには

「いろんなターン練習、様々なトレーニングをしていないと結果が出ない」

のです。

その練習とは雪上だけでなく、夏場の練習も含まれます。

あなたがやってるトレーニングは本当にスキーが上手くなる練習ですか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

error: Content is protected !!