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[ふきだし set=””]スキーを一生続けたいなら時間とお金のある生活をする必要があります。1番の方法はこちらに書いてますが、スキルを身につけること。ですが、ハードルが高いならスキーに向いた職業を選択することです。[/ふきだし]具体的に皆さんどんな仕事をしているのか調べてみるとこんな感じでした。
現役でスキーを続ける人の職業は様々です。ですが、多いのは
①公務員
②大手メーカーの名前が入った子会社
③病院勤務が多い印象を受けます。
国体のリザルトを見ればよくわかりますね。中には住職という方もいらっしゃいますね。
フリーランスはかなり少数派です。
— スキーショップ.jp/好きなことをして生きていく方法 (@skishopjp) November 7, 2020
日本の平均年収は436万円(令和2年9月国税庁の民間給与実態調査)ですので、この中からスキー用具や遠征費、ジムでのトレーニング代、食事代、ガソリン代などを払っているということになるので、大会に出てる人の貯金額が非常に気になってしまいます。
賃貸または家を購入して、家族持ちだとスキーは相当贅沢なスポーツかと思うのですが、皆さんどうやって暮らしてるんでしょうか。^^;
スキーはお金持ちで貴族のスポーツ。どう続けるか次第で所得額は変わる。
海外のスキーリゾートに行くとわかるのですが、ターバンを頭に巻いた石油会社のオーナーや役員がレストランにいたり、一般の人でもバカンスで数日から1ヶ月スキーしに休暇でやってきます。
スキー場とは本来そういったもので、もちろん日帰りスキー客も多いのですが、日本ほど平均化した場所ではなく、海外は格差がすごいです。日本だと所得に関係なくみんな食堂でカレーやラーメンを食べるといったイメージで、宿泊も1泊2日から2泊3日程度が1番多いのではないでしょうか。
もちろん海外にも食堂があり、私はパスタやハンバーガーとポテトなどを食べてました。日本からも1組だけ大阪の方を見かけホテルで話しましたが、病院のオーナーで、ドイツからレンタカーでスイス入り。イタリアへ行って関空に戻ると言ってました。
私は1人でしたが、病院のオーナーは家族4人で2週間欧州スキー旅行をしていたので、エコノミーで格安で来たとしても100万くらいは軽く使っていそうな雰囲気がありました。
一般の日本の家族旅行とはちょっと違う雰囲気があるのがスキー業界なのですが、これはレアケース。
普通に週末スキーをするだけならシーズン券を買って、バスや車で行けば年6、7万あればできます。(用具をずっと同じのを使うという想定で)
ですが、大会に出て選手をするとなると話は変わります。
スキー選手をすると出費がすごくなる。
例えば国体予選や技術選の予選に出るとしましょう。
そうなると
- 用具(特にワックスは消耗品)
- リフト券代
- 遠征費
- 車の維持費
などがかかってきます。
もしニューモデルのスキー用品を買うとなれば1シーズンで50万くらいは支出するはず。これに合宿やキャンプに参加する人は別途お金がかかりますし、使ったお金は返ってこないので投資ではなく、
完全に浪費
となります。
しかも週末は練習や大会、夏場は陸上トレーニングやウエイトトレーニングもあるので、シューズやウェアなども必要になってきます。
詳しくはスキーやスポーツで生きていく方法。就職・求人からプロで独立、年収などを解説 の「ナショナルチームに入るまでのかかる費用はいくら?」という段落があるのでそこを読んでいただきたいと思うのですが、全国大会で優勝するなら数百万は1年で使います。
そして、なんども言いますが、このお金は投資ではなく、
浪費
です。
なので、スキーは完全に贅沢品として行う必要があります。
なので、記事冒頭でも書きましたが、公務員の年収が仮に500万円でも5分の1から使う人は半分近く使うので、残り200万から300万で生活をする必要があります。
家族がいる人であればギリギリの生活です。
なので、プログラミングなどのスキルを習得して年収と時間を増やすとか、公務員試験を受けるなど、生活の面を工夫しないとスキーを継続することはまず不可能です。
特に学生さんとかで将来スキーヤーとして生きていきたい人、結婚をしたい人は最低でも
・残業の少ない会社に就職し
・年収500万円以上
は狙いたいところです。
空いている時間に資格やスキルなどを身につけて、スキーを続けながら安定した生活を手に入れて欲しいと思います。