こちらに過去記事をまとめていますので、より詳しい情報を見たい方は参考にしてください。
やはりクリストファーセン、ヴァンディアに移籍しましたね。
ブーツはヒルシャー同様ラングですが、ビンディングが標準セットのルックではないですね。
ロシニョール時代もマーカーをW杯でテストしていますが、やはりこちらのセットアップのほうが彼好みなのかもしれません。
ゾルデンではどちらのビンディングを使うのか注目しましょう。
Vandeerの経営は少数精鋭でスタート
それにしてもケスレー復活、ストックリー、オーグメントとは違い、
ド派手な新スキーブランドデビュー
となったVandeer。
背景にはレッドブルとのつながりもあり、パンチュローもテストしていたような記事を昨日紹介しましたが、とにかく
「世界最強チーム」
を作るため、ヒルシャーはオーストリアチームからスタッフを引き抜くなど、この1年でかなり強引とも言える準備でここまできています。
ひょっとすると4人目の契約もあるのかもしれませんが、おそらく時間と予算的にここら辺が限界ではないかと個人的に予想しています。
VandeerがW杯で10人おきに露出するように契約した可能性
妥協を許さないヒルシャーの性格ですから、相当戦略を練っているはずです。
アトミックの長年のライバルとされるロシニョール側に協力を求め、まるでクリストファーセンが移籍しやすいようお膳立てをしたかのような今回の移籍。
そもそも2021年9月のお披露目記者会見では
「このスキーブランドはW杯で勝つだろう」
とまで強気の発言をしていましたから、この頃からすでにクリストファーセンを口説いていたのはほぼ間違いないと思われます。(当初はヒルシャー復帰かと思われてました)
また、ブーツとビンディングはロシニョールグループ製品となっており、移籍してもロシニョール社にお金が落ちる流れにしています。
まるで
クリストファーセンのためのブランドにした
と言っても良いくらい、セットアップに不満を抱いていた彼のために最高の環境を用意したのかもしれません。
これにお金もついてくれば文句なく移籍でしょう。
これは個人的な予想ですが、マテリアルを変えたくても変えられない問題をヒルシャーが解決した可能性もあるのではないかと思ったりもします。18年同じスキーメーカーって珍しいですから、契約内容がどんな感じなのか気になってます。
そもそもレッドブルをヘルメットスポンサーにしたいとノルウェースキー連盟ともめたくらいですから、レッドブルの影響は大きいはずです。
さて、ヒルシャーの経営戦略ですが、今のところこの3人が契約しています。
- チャーリー・ラポソ(イギリス)
- ティモン・ハウガン(ノルウェー)
- ヘンリック・クリストファーセン(ノルウェー)
この契約のやり方は非常に気になるところ。
これは個人的な推測ですが、
テレビ露出を考え、10人におきに映る戦略であり、かつ今後Vandeerの考えるマテリアル性能にマッチした選手、活躍する選手を獲得している可能性が高い
と考えます。
高速系選手の獲得はおそらく商品ラインナップから考えて、今季は獲得しないでしょう。移籍市場も5月31日までが基本的なスケジュールなので、この先契約する選手はごく一部のみとなるはずです。
昔、95−96シーズンにマークジラルデリ(ルクセンブルグ)というオールラウンダーの選手は前代未聞の1月に突然ディナスターからブリザードにチェンジしたのはセンセーショナルすぎて、伝説となってます。そして2月の世界選手権で金メダルを獲得。これは異例中の異例です。ちなみに今でこそ当たり前になったビンディングの下にあるプレートは彼が世界で最初に使用したのは有名です。スイング&グライドスキーテクニックも彼が最初と言われてます。(岡部哲也さんも同時期だったはず)
なので、ヴァンディアは3人体制でアルペンスキーワールドカップデビューすると思われます。
果たしてどのような結果が出るのか?
そして現在オーストリア31店舗のみで販売されているVandeerの23-24シーズンの日本販売はあるのか。
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2021年からずっとスキーショップ .jpがお伝えしてきたヒルシャーの新ブランド「ヴァンディア」。噂通り、Vandeerにマテリアルチェンジしました。なお、日本にはまだ公式サイトがないので、近々購入できるページ、最新情報サイトを立ち上げます。ツイッターをフォローしておくとスキー業界の速報が見れるので、気になる人はフォローしておいてください。