スキー検定に何度も落ちる人すごく多いです。というか、確率で既に7割近い人が不合格になることがわかってます。それでもバッジテスト受けますか?不合格になる人の特徴を知っておきましょう。
Xの方でこんな投稿しました。
スキースクールによってバラツキはありますが、大体こんな感じの数字で落ち着くところが多いのではないかと思います。
80対20の法則とかありますし。誰がプログラムしたか知りませんが、世の中だいたいこの法則・数字で動きます。
しかも受験料って結構かかります。
中には1級に10回落ちたおじさんの話を過去に何度かしてますが、10回落ちるということは数万円消えてる計算であり、かつ練習代としてリフト券や交通費、用具代が消えるわけです。
これが生きがいなんだ!
という方は別ですが、資格を取得しても国家資格でもないので、人生が変わるほどの効果はないです。
まだ「大型免許」とか「英検2級」の方が資格として社会的に遥かに価値があるでしょう。
中には履歴書に載せる人がいますが、社会ではインストラクターになるときか、肉体労働くらいしか評価してもらえないです。
スキーはどこまでいっても趣味であり、社会から見れば所詮「遊び」です。健康増進なら近所のジョギングや筋トレで十分であり、お金もかかりません。
しかも、今の時代スキー場がものすごい勢いで閉鎖に追い込まれています。
スキー場閉鎖・休業速報(一覧あり)「生きてた証」
として受験するくらいの気持ちなら続きを読んでもらいたいですが、スキーにそこまで魅力を感じないのであれば、無理をして受験しないほうが私はお金の無駄遣いにならないのでは?と考えます。
目次
バッジテスト不合格者は何も考えず受験する人がほとんど。
私は1級、2級を受験して合格した経験があるので、当時のことを考えると
なーんも考えず、遊びで受けにくる人がほとんど。当日だけ真剣な友達もいた・・・汗
という状態であり、高校や大学受験のように普段から真剣に練習に取り組まず、適当に受けにくる人がほとんどいない印象がありました。特に2級に多い印象がありました。
まあ、当時は中学生で周りも中学生ですので、「ノリ」で受験しにくるので、まあーそりゃ受かるわけないよねぇといった感じでした。
なので、結果として7割近い人が1級や2級で不合格になるという「数字」が弾き出されるのではないかと見てます。
なので、一見「ほとんど合格できない難しいスキー検定」なのではなく、
ちゃんと練習した人が残りの3割
というのがSAJバッジテストの合格率の実態ではないかと見てます。
また2級とは違い、さすがに1級になると真剣度が一気に変わり、泣いて帰る人もいますが、実際に落ちた人と話しましたが
「そりゃ落ちるよね」
という練習の仕方をしてたりするので、今回はこの話を深掘りします。
バッジテスト落ちる人はそもそも練習のやり方、考え方が間違ってるケースが多い。
前にも何度か話をしたと思うのですが、また10回落ちたおじさんの話をします。
そのおじさんは
全部独学で滑走日数50日以上練習してる。なのになんで君は1回で合格できたの?
と聞かれました。
私もノリで記念受験し、1級一発合格したわけですが、そもそも独学で練習するのはちょっと頭を使える人ならわかるかと思いますが、
「すごくコスパが悪い練習方法」
です。
今の時代はスマホで簡単に録画してチェックできるので、その場で修正できますが、それでも最低2人でスキー場で練習しないとどのくらい上手くなったか客観的に理解できないはずです。
アルペンスキー選手や基礎スキーチームに所属すればみんなチームで動きますから、常に動画で動きを確認し、次に何をすべきかという課題が明確なのです。
しかし、自分がどんな動きをしてるかもわからず、お金と時間だけ浪費するのは資源の無駄遣いとしか言いようがありません。
高校2年生当時、おじさんに対し「そりゃ落ちるよ」と思いましたが、子供でもそのくらいは理解できます。
まあ、「浪費してくれる人がいる方が儲かる人がいる」ので社会はそんなもんなんだろーなーと当時は思いました。
あなたは一生懸命練習して「レベルが上がった気だけ」で受験してませんか?
多分、お金をドブに捨てることになりますよ。
私のコーチは元アルペンスキー日本代表ですが、夏場から誰かがいつも嘔吐しているようなスキー部で練習していました。当然、冬場も毎日6時間くらい滑り込みます。
そんな軍隊のようなことを毎日やってたので、遊びで受験しに行っても一発合格したわけです。
ただ、1級や2級くらいなら毎日腕立て500回とかやらなくてもフツーに合格できます。
今は学校教員をやってる同級生の女性は技術選という基礎スキーの大会に出ています。(リザルトでたまたま見たw)しかも吹奏楽部一筋(だったはず)で2級合格してるのはこの目で見たので、出場条件である1級をその後どこかで取得したということです。
ちなみにその同級生の女性は中学の時に2級を私と同じ検定会場で一緒に合格してるので、高校か大学くらいに1級合格してるのではないかと予想されます。
その人は別に体育系の部活動をやる人でもなく、ただ趣味でスキー場に通い続けて上手くなった人ではないかと思いますが、2級までは一緒のスキー少年団にいたので、やはり指導者がいたということになります。
その女性も2級一発合格でしたから、指導者がいるのといないとでは天と地の差があるのではないかと思います。
筋トレなんかたいしてしなくても1級や2級くらいは合格できるのです。
ただ、
「誰かに見てもらい修正する」
ということはスキー上達の基本ではないかと思いますし、上手くなってるかどうかも自分で確認しないと、今の立ち位置が一生理解できないでしょう。
どんなに練習環境が悪くても、1ヶ月に最低2回は撮影してチェックすべきです。
合格する人・不合格になる人の技術的な違い
最後に合格者、不合格者の違いを説明しますが、このことはすでにスキーテクニックチャンネルで解説済みですので、動画の方をご覧ください。1級から5級まで解説してます。