今回は私が大昔に教えた人のパラレルターン練習方法について動画と画像を交えて解説します。動画に掲載できなかった部分もこちらの記事に追加しています。なお、話の内容は大昔なので「信じるか信じないかはあなた次第」という内容です。気になる人は実際に試してみてください。
こちらにある本にも連続写真でロングターンの詳しい解説があるので、併せてご覧ください。おすすめです。
この記事でわかること
- 八の字(プルークボーゲン)やシュテムターンを卒業し、足を揃えてスキーを楽しみたい方
- 1日も早く1級や2級のバッジテストにチャレンジして合格したい方
- 足を揃えて中斜面、急斜面を滑りたいと思ってる方
目次
動画解説2023年版はこちら
この動画の中では実際にどんな練習で当時パラレルターンの練習をしたのか画像で解説しています。
通常、足を揃えて滑る前に、ターンする時だけ足を揃えるシュテムターンという技術をスキースクールや学校の体育の授業で教えられるかと思います。
このシュテムターンに近い練習ではあるのですが、私が当時教えた人は
「スピードが怖いので、次のターンに入っていけない」
という恐怖心がある人でした。
なので緩斜面に移動し、一旦ターンが終わった上記の3番の段階でストップする練習をしたわけです。
これを私は「止まるシュテムターン」と勝手に名付けていますが、これは止まれる人限定のパラレルターンの練習方法となります。
とにかく、足を閉じるという行為、スキー初心者は恐怖でバランスが崩して転倒しやすいのでスピードが出ない緩斜面で止まる練習を兼ねてやりました。
何度かやってるうちに足が「パタ」「パタ」と閉じると言いますか、揃えることに成功したわけです。あとはそのままテールをズラす滑り方になればパラレルターンとなります。
ただ、動画では紹介していませんが、1つコツがあります。
このコツ1つを知っておくだけで足を揃えやすくなるというわけです。
それは記事後半で解説します。(下記の止まるシュテムターンの段落に続く)
動画の補足:止まるシュテムターンについて
上記の画像をこの記事限定で解説すると、3番で止まっても良いと書いてあります。
写真で解説するとこんな感じです。
というイメージになりますが、コツがあります。
それは
コツ:右に曲がりたいなら左足、左に曲がりたいなら右足に体重を乗せるイメージで滑る
ということです。
ゲレンデが常に下り坂ですから、いわゆる外足側に体重を乗せると止まりやすいですし、内足が動かしやすくなるので、足を揃えることに専念できるのがこの練習方法の狙いです。
スキー業界ではこれを「外足荷重」と呼びますが、谷足とか山足、外足、内足の意味がわからないという人は下記の動画を参考にしてください。
参照動画:スキーの外足荷重とは?安定・加速するパラレルターンの滑り方を解説(動画前半部分に画像解説があります)
スキーはある意味、この足を揃えて滑ることが最難関かもしれません。
この滑り方ができるようになるとだいたいのコースは滑れますし、楽しさも増します。ピアノで言うならば両手で弾けるようになる感覚です。
また、足を揃えて滑れないと1級、2級に合格することもできなくなるので、興味のある方は体重のかけ方を意識しながら足を揃える揃える練習をしてみて下さい。
スキーの暴走が怖い人はシュテムターンではなく、足を揃える練習に特化ことから始めるのも1つの方法
さて、ここからは2024年の加筆分ですが、上記は
「止まるシュテムターン」
の話をしました。
ただ、「これでも足を揃えて滑るのが難しい」という人も多いかと思うので、追加の練習方法をYouTube動画の方でアップしました。
それが
シュテムターンでのスキーの暴走が怖い人向けにターンだけに特化した練習
です。
シュテムターンは直進する場面がありますから、どうしてもスピードに意識が向きがちです。
そうなるとせっかく足を揃えて滑ることを学習したいのに、スピードを制御することに意識が向いてしまうので、完全に足を揃えることに集中する練習プログラムを用意しました。
これだと2つのパターンで足を揃える練習が可能となります。具体的には下記の通りです。
1つは最初からターンした際にスキー板を平行にして足を揃えるという練習方法です。
こちらは少し思い切ってクルッと回ってターンする必要がありますが、「外足に乗る」ということが理解できた方は直接足を平行にして低速でターンするのもありです。
もう1つが「やっぱりスキーが暴走しそうで怖い」という方向けにやる練習方法で、
「八の字から低速でクルッと回って足を揃える」
という練習方法です。
八の字だと問題なく滑れるという人は、八の字体勢からクルッとターンした際に足を揃えるというのを低速でやってみてください。
初心者の方はこちらのやり方の方が安全に足を揃えて滑る練習になるかと思います。
他にも練習方法があれば、YouTube動画やスキーショップ.jpの方でノウハウを追加していきますが、とりあえず、この記事で書いてることを実践すれば
憧れのパラレルターン、つまり全部足を揃えて滑ることができるはず
と思います。
もし、これでもパラレルターンが習得できないという人がいましたら、コメント欄にどういう状況かを書いていただければと思います。
返信はしませんが、動画制作の方で解決策をアップできる材料として様々な人のデータを蓄積し、今後のコンテンツ作りに活かしていこうと考えてますので、スキー上達で悩みのある方はお気軽に書き込みをお願いします。(公開されないので大丈夫です。公開希望の方は公開します。)