まだ前回の話を見ていない人は下記の記事をご覧ください。
さて、今回はニセコ空港の話です。ちなみに倶知安空港の話は実際にすでに構想があるようで、北海道建設新聞にも画像つきで出ています。
ただ、私がイメージしてるのは札幌丘珠空港より大きい空港の存在です。
なぜこういった話になるのか。
実際に海外の事例があるからであり、ニセコは世界的に見ても非常に大きな経済拠点になる可能性があるからです。
目次
ニセコ空港が蘭越町にできるんじゃないかと妄想するわけ
ここから先は空想の話です。
もう1度この写真を見て欲しいのですが、右側が蘭越町です。つまり、日本海から山と山の間が平野になってるわけです。
私は冬季五輪やアルペン世界選手権開催地であるスイスのサンモリッツに4回行ってますが、ここのスキーリゾートはもちろん、欧州にはヘリポートや空港がセットで存在するところがあります。
富裕層と若者が常に集まる街を実現するには?
世界各国からの資本が流れ込むと、交通アクセスが1番重要になります。しかし、ニセコ観光整備計画にも書いてある通り、ニセコは非常に不便な土地となっています。
ちなみにサンモリッツはスキー場から5キロほどのところにエンガディン空港があり、滑走路の長さは1800mあります。(エンガディンにも小さなスキー場がありGSの大会を見学したことがあります)
参照:エンガディン空港(ウィキペディア)
高速道路整備、丘珠空港滑走路延長してもニセコは遠い。北海道新幹線も微妙。
夏場にフジドリームエアラインズが飛んでいる札幌市内にある丘珠空港の滑走路は1500mで、なぜ夏季限定かというと
「冬に飛行機が滑って止まらない可能性がある」
からですが、蘭越町はこの条件をクリアできるでしょう。サンモリッツは1800mあるのでLCCサイズの旅客機なら十分着陸できるように設計されてます。(本音は2000mは必要かなと)
さて、話を蘭越町に戻しますが問題は
- 美味しいお米が取れる蘭越町の方々の同意
- 新千歳空港に比べ晴れの日が少なく、飛行機の離着陸に問題がある。
- 冬は降雪が半端なく、ロードヒーティングや除雪費用も高価
という点が挙げられます。
仮に空港建設に必要な広大な面積がなくとも、
垂直離着陸できる場所があれば海外まで片道30分
という時代がそう遠くない未来に来ると思われるので、どこかに空港のようなものを作るのではないかと思われます。
ニセコは特区じゃないのにすでにスキー特区。外資系銀行が増えるのは時間の問題?
すでに倶知安町やニセコ町は規制をかけ始めてますが、日本人の人口減少で円安に進むのは確実ではないかと見ています。(AIである程度効率化するとは思いますが)
ただ、これだけ多国籍の人が住むと日本政府も黙っていないでしょうし、外資系の投資家や経営陣も黙ってはいないでしょう。
日本人と外国人の土地問題も出ており、リゾート地に固定資産税をかけるという方法もありますが、そう簡単にはいかないのではないかと思います。
しかし、日本には海外観光客の動きは京都や東京、大阪などに集中しており、富裕層向けのサービスはまだまだ少ないはず。
ビジネスジェットが離着陸できる場所があり、外国資本が入ってくるような観光地はまだまだ必要なのかなと肌感覚ではあります。
特にニセコは「東洋のサンモリッツ」というだけあって(あまり似てないけど)、ここを実験上として政策を打ち出し、似たような観光地に応用できる可能性も高いです。
海外留学しなくとも英語が公用語ですし、いろんな国の人たちがいます。
様々な文化や考え方が入り混じるこの地域は、住んだことのある身としてはうまく共存する方向に進めるのが1番良いのではないかと考えます。
ただし、他国の圧力をうまく回避できる仕組みも必要ではないかと考えます。
難しい話ですけどね。
今回の話は半分は妄想、半分は北海道建設新聞に出てる本当の話です。個人的に学生時代から見てる「多分未来はこうなるんじゃないかなー」という話をします。上記の写真、よーく見てくださいね。